THE 倒産！

ハローワークへ行ってきた。
失業給付の手続きをしてきたのだが、ハローワークへ求職で行くのは初めてだ。
今までは、求人の件で何度も行ったし、ハローワークの就職イベントにも企業として何度も参加した。
だから、窓口で「ハローワークへいらっしゃるのは初めてですか？」との問いに、「はい初めてです」と答えながら変な感じがした。
しかし、このご時世なのですごい人だった。
駐車場は第2駐車場までいっぱい…。
入口でいきなりご近所の方に会ってしまって、気まずかった。
しかも、待合席で待っている間には、昔の従業員さんの姿も見つけた。
気付かないふりをしながら、目線をそらしたが、この従業員は昔店舗の食材を持ち帰って、いわゆる解雇にした人だ。
まさか、自分が職を求めてのハローワークで再会するとは、あまりにも気まずい…。

今日、気づいたのが、ハローワークの窓口の人たちって話し方が妙にフレンドリーなのだが、意識的に皆そうしているのだろうか？
「…ふうん。そうなんだぁ…」
「…あそこには、行ってみた？」
…なんていうやり取りが、あちこちの窓口から聞こえていた。

そうこうしているうちに、自分が呼ばれた。
初めてなので、いろいろなハローワークの説明を聞いて、自分の登録…。
自分は希望職種については、資格獲得を考えている職種のみ記入した。

前職が本人都合による退職なので、失業給付が出るのに３ヶ月かかるのだが、その期間に仕事をしてしまうといろいろ手続きが面倒になる。
自分が退職後手伝っている諸々のお手伝いも、もちろん問題。
そのように手続きをすることが必要になる。
まだ、収入が発生していないので、今後のお手伝いも気をつけるようにしていかないといけない。
基本的には、資格獲得してその道の職を探すことを第一と考えることにしているので、そのようにご理解頂きたい。

で、不思議だったのが、説明が「仕事をしてはいけない！」ということを強調することだ。
「登録後、１週間は失業確認の期間なので、この間に再就職すると再就職手当は出ません…」とか、「自営の準備もダメです…」とか、失業登録中は、ハローワーク主導で動くこと以外は、仕事に関して動いてはいけない…というような説明だった。
もちろん、申請して動くことは良いようなのだが、そうして自分で動くのであれば、失業給付は出ません…というような説明…。
失業者は、どんな形であれ、早く仕事に復帰してもらわないといけない訳で、自分でも自主的にどんどん動いていくような人でないと、社会復帰しても問題なんじゃないかと思うのだが…。
そうした個人で動いていくことは全て認められないような説明で、ちょっと不思議だった。
個人で仕事を見つけたり、作りだしたりしていくことで、本人が自立していけるのであれば、その方がいいんじゃないか？と思うが…。
それで、早い期間で自立できれば、その方が世の中にとってはいいんじゃないか？

自分が感じた感じは…、
「何もしないでくださいね…」ということを説明されたような感じが残った。
「何もしないで…いれば、国で援助していきますから…」というような内容に受け取れるのだが、これで良いのだろうか？
ということなので、自分としては自分からは積極的には動かず、まずは様子を見てみよう…と思った。
いろいろ話を頂いているお手伝いも、自分からは動かず、依頼されたりして自分が動いて収入になるような場合は、ハローワークに届け出ようか…と、そのように考えている。

まあ、こうした体験をするのも、すべて勉強だと思っている。

（2009年1月26日発信）