THE 倒産!


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競売入札期間

もうここまで来ると、精神的には落ち着いてしまっている。
今、会社の本社事務所と創業店舗と実家前の駐車場が競売入札期間に入っている。
本社建物は、土地付で建築価格の5分の1になっている。
実家前の駐車場は、親戚知人等で誰か購入希望の方が出れば…と思ってはいたが、実家自体も今後競売手続きになっていくので、成行きに任せることにした。
創業店舗は、店舗を使うとしたら改装が必要だろうし、なかなか手が出しづらい価格ではないかと思っている。
…もちろん、自分には今はどうすることもできない。
その入札期間が明日までになっている。
どうなのだろう…?入札はあったのだろうか?

 

…この後、自分の自宅になるのだが、これもどうなるのだろう?
そして、両親の住む実家、自分の自宅前の土地…と競売手続きが続いて行く。
先行きを不安要素を中心に考えれば、心が重くなるが、違う視点から考えるようにしようと思っている。
こうした体験は、誰もができるものではないし、ウチでは子供たちにも“努めて明るく”倒産についてを話している。
小学5年の長女と、小学2年の双子の長男次男と、3歳の次女…。
3歳の次女はまだ何もわからないと思うが、それでも自分がかつてやっていた店の前を通ると、「ここ、パパのお店じゃなくなっちゃったんだよね…」と言う。
子供心にどう感じているのかはわからないのだが、時々ドキッとすることがある。

 

今日は3歳の娘が「パパにおてがみ…」と言って、何か描いてある紙を持ってきた。
3歳の娘はまだ字が書けないのでグチャグチャの図形がたくさん描いてあった…。
で、何てかいてあるの?と聞くと…。

 

「パパ、げんきだしてね…」

 

と言った。

 

…ホント、ドキッとする。
自分は子供たちの前では、常に明るく、元気にしているつもりなのだが、こんなことを言われると一瞬ひるむ。

 

小学生の子供たちには、いつも…、
「大変なことは、その大変な分だけ、乗り越えた時に楽しいことがあるんだよ…」
と、言っている。

 

これは、過去の自分の体験から感じてきたことなので、そう信じているのだ。

 

…まだまだしばらくは、いろいろと不安定なことが続くと思うのだが、何とかここを乗り越えていこうと思っています。

 

 

(2009年2月16日発信)


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