THE 倒産!


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これから起こるであろう問題について…。

自分の父親が認知症の診断を受けているということは何度か書いているが、いろいろ話をしていて確認しておきたいことが多数ある。
そう思った時に即行動しておかないと…と、最近よく思うので、早速今日父親を連れて出かけた。
まず、気になっているのが、保有していた“山の問題”。
父親は、山に農場を持っていて、ここで果樹栽培をしていた。
この農場は、個人保証の担保として金融機関に押さえられて、売却された。
この時の金額も「あまりにもひどい…」と父親は憤っていたが、農場の一部は数年前に知人の会社に売却してあったので、この部分だけは今後も果樹栽培を任されている。

 

この金融機関で売却された部分と、今後も果樹栽培を任されている部分の境界線の問題…。

 

現地に行って、父親と一緒に確認していった…。

 

いやはや…、これがまたいろいろ複雑だったりする。
果樹園は売却されたが、そこにある農器具類は売却した訳ではない。
こうした農業機器が多数ある。
何しろ、ウチの父親は気に入ったモノがあるとすぐに購入する性質で、例えばメガネなんて数百個持っていたりしする。
いくらか病気の原因もあったかもしれないが、数年前まではお金も自由に使えたので、何でもかんでも持っている数が異様に多い。

 

で、農業機器だが…、まるで販売店のように並んでいる。
近所の農家の方に自由に使ってもらっていたようで、壊れると修理は父親がして…ということだったようだ。
実際、今後はそうしたことは無理だ。
売ってしまう訳にもいかなそうだし、これまで通り使ってもらいながら、故障の時は利用者で負担してもらうか…。
でも、今までが今までだから…。
しかも、果樹農家の方々は皆父親と同世代の高齢の方ばかりで、今のウチの状況もよくご理解頂けないような…、そんな雰囲気がある。
今までは、父親はお金を持っていた訳だが、今は倒産者だ。
周りの農家の方々にも、今までと同じように思われていると困るということを言っておかないといけない…。
農場の買主の方にも会っておかないといけない…。

 

 

(2009年3月17日発信)

 


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