THE 倒産!


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再生法の使い方

6月に入って…。
世間では、衣替え…。

 

そして、アメリカでGMが破産法申請…。
キャデラックと言えば、子供の頃のスゴイ車の象徴だったのに…。
GMの申請した破産法11条というのは日本で言う民事再生法と同じだということで、規模や国は違うにしても自分がやってきたことと同じことらしい。
夜のあるニュースで、「倒産する時には、完全に清算してしまうやり方と、いろいろ改善案を出しながら再生を目指す方法があります。GMは後者を選んだ訳です…」と言っていた。
民事再生法というのは、文字通り再生を目指す方法になるのだが、この再生法の中にもいろいろなやり方がある。
GMの場合、ニュースによると、利益の出る部門と出ない部門に分けて、利益が出る部分をGMに残し、出ない部分を切り離してしまうようだ。
自分の会社の民事再生の場合はこの逆で、利益の出る部門を分けてスポンサー企業の作る新会社に分離し、出ない部分を会社に残して抱えている負債と一緒に清算してしまうやり方になる。
会社の規模や歴史、社会に与える影響力の差だ。
同じ再生法とは言うが、GMは不採算部門を別会社に分けて別会社を沈めて、自分の会社は不採算部門を会社に残して会社を沈める…。

 

経営者である自分は、沈める会社と一緒に沈む…。
責任者として、一度は沈まなくてはいけないのだ…。
その後、しっかり浮かんで来られるようにしないといけない…。

 

 

(2009年6月2日発信)


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