THE 倒産！

今日から、某福祉企業で勤務開始…。
とは言っても、資格取得のための実習が残っていて、その実習を勤務する福祉企業さんの部門で受けることになっている。
で、今日は訪問介護の同行実習だ。

まあ、何をするにしても、自分の過去は聞かれる訳で、今日は同行させてもらった指導員さんに案の定いろいろ質問された。
「前は何をやってたんですか？」と言われれば、
「自分で店をやっていて、失敗して店を閉めて売っちゃったんです…」と答える。
「どこでやってたんですか？」と聞かれれば、
「●●●の△△△の辺りです…」と返す。
「何のお店ですか？」とくるので、
「お寿司とか、焼肉とか…」と答えると、聞いた方はそれぞれの業態の大型店はイメージしないかと思って、そう答える。
ちょっとした小さな居酒屋さん位に思ってもらえれば…と思っている。
しばらくの間は、できるだけひっそりと仕事をしていきたいのだ。

そして、同行した訪問先…。
まずは、とある企業さんの社長さんのお宅とか…。
生活介助ということで、お掃除だ。
掃除機をかけて、床を雑巾がけ。
黙々と雑巾がけをしていると、指導員さんが「もしかして、広い家に住んでますか？」と聞いてきた。
「はあ？」と答えると、
「普通、ここに連れてくると驚くんです」と言う。
「いや、十分驚いています。広い家ですよねぇ…」と言ったが、正直今までにスゴイ家はいろいろ見させて頂いてきたので、何とも困った。
次に認知症で寝たきりの方の家へ…。
オムツ交換や食事介助をさせてもらった。
この企業さんの運営するデイサービス施設でもちょっと手伝わせてもらったが、認知症の方がいろいろやらかすので、その都度あれこれ話をしたりして、1日目の実習は何とか無事に終了した。

今日1日やってみて、利用者さんにしても、この企業の従業員さんにしても、いずれ自分のことを詳しく知る方に会うような気がする。
というのも、今日デイサービス利用者の方と話していたら、自分の住む街から来ている人がいて、「あの界隈の飲み屋で俺を知らない奴はいない…」というような話をしていた。
自分は「ああ、そうですか…」と答えたが、結構自分の住む市からの利用者も多いみたいだ。

雑巾がけに、オムツ交換…。
これからまだまだいろいろなことをやらせてもらうことになると思うが、嫌なこと、困ること、…すべては『下座行』と考え、ひたむきにコツコツとやらせてもらおうと思っている。

（2009年6月16日発信）