THE 倒産!


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思い出の桜の木…。

散髪の後、叔父さんの家に寄って来た。
競売で競り負けた土地を半分買ったということで、その話を聞いてきた。
競売で買い受けた不動産屋は、落札額と同額に近い価格で半分だけ叔父さんに売った訳だ。
つまり、元を取って、残った土地を更に販売する。
いつまでもこれを悔しがっていても仕方がない…。
叔父さんとも、そんな話をしてきた。

 

その場所に行って、叔父さんが買った部分を確認してきた。
半分は、不動産屋が宅地用に整地していた。
不動産屋が押さえた部分にあった桜の木が、すでに切られていた。
この桜の木は、自分が中学生の頃にタイヤをぶら下げてバットで叩いていた思い出のある木だ。
春には、きれいな花を咲かせていた。
満開の時に何度か写真を撮ったけど、今年は撮らなかった。
もう二度とあの満開の桜を見れない…と思うと、何とも寂しい…。
叔父さんも、桜の木の部分だけ買おうと思ったけど、あの部分だけで100万に近い金額になるのであきらめた…と話していた。

 

また一つ、自分の思い出の場所が消えた…。
仕方ないことではあるが…。

 

 

(2009年10月23日発信)


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