THE 倒産!


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転校する双子の最後の試合

転校するウチの子供(双子)の野球…。
今日の試合は、0対6で完敗した。
…そして、このチームでの双子の息子の活動は終わった。

 

自分は、仕事で見には行けず、妻からの電話連絡で試合結果を知った。
試合後に、サプライズがあったとのこと…。
チームの試合が4試合目で、次の試合がなかったため、そのまま球場を使わせてもらい、何と、ウチの双子がバッテリーで守備について、応援に来ていた6年生たちと勝負したらしい…。
もともと、ウチの双子は長男がキャッチャー、次男がピッチャーをやりたい…と言っていた。
チームを去るにあたって、チームユニフォームをデザインしたキーホルダーに「1番」と「2番」の背番号を入れたものを記念に作ってもらったりしていた。
そんなことから、監督・コーチが最後にそんな場を用意してくれたみたいだ。
守備についたのは、現チームのレギュラー陣…。
ウチの次男は、マウンドで泣きながらボールを投げていたらしい…。

 

夕方からは、二人のお別れ会を開いてもらい、ここには自分も仕事を早上がりさせてもらい、行って来た。
チームのみんなから、声をかけてもらい、記念品と色紙をもらった。
記念品は、4月から移る小学校チームのアンダーシャツ…。
胸には、辞めるチーム名を入れた「●●●●魂」という文字と、本人の名前がプリントされている。
監督から、「新しいチームに行っても、このチームを忘れないように、大きく入れちゃいました…」と言われて、二人に渡された。
チームメイトからは、「早くレギュラーを獲って…」とか「兄弟バッテリーを目指せ…」とか、声をかけてもらい、最後にみんなに胴上げをしてもらった…。

 

今回の転校…。
二人はどう受け止めているだろう。

 

父親の倒産から始まった、様々な出来事…。
ここにきて、生活は落ち着いてきたが、学校を転校することに…。
おそらくショックだっただろうし、嫌だっただろう。
でも、自分たちなりにそれを受け止めて、今日ずっと一緒にやってきたチームメイトと最後の試合…。

 

夜、寝ている二人の部屋を覗いてみると、二人とも枕元に今日もらったアンダーシャツと、色紙が置いてあった…。

 

 

(2010年3月22日発信)


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