THE 倒産!


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すべては微妙なバランスの中で成り立っている…。

子供たちを連れて、大型ショッピングセンター(SC)へ行った。
この大型SCには、自分が出店した店があった。
倒産処理後、利益確保可能店舗であるこの店は、3店舗を引き継いだスポンサー企業さんへ移った。
そして先月、この店が閉店撤退したとの話を聞き、今日その後初めてこのSCへ行ってみた。
店舗があった場所は、すでに改装準備のための壁で囲われていて、この壁に「閉店」を知らせる紙が貼ってあった。
自分が出店した店…。
利益が出ていた店だったのだが…。

 

飲食店は、立地とやり方の微妙なバランスの中で成り立つもの…と感じている。
立地は一度決めてしまうと、変えることはできない。
やり方を考えていくしかないのだが、利益が出ている店舗のやり方を大きく変える場合は、微妙なバランスをのことを考えていかないとうまくいかない。
何とも、もったいない…と感じた。
自分が出店した当時のこと、関わってくれたメンバーのこと…、考えると残念でならない。
自分が倒産処理をして、店舗を引き継いでもらうことを選択したのは、店やメンバーを守るための選択だったのだが…。
自分の手から離れた後、こうして閉店していく店が出てきていることに対して、心痛む…。

 

夕食時、家族で回転寿司店へ行った。
この店は、携帯で予約できるのだが、最近は回転寿司へ行く時はこの店ばかりだ。
この店に行く途中にある大型回転寿司店が閉店しているのを見た…。
片や、閉店撤退…。
片や、大混雑で待ち時間が1時間近い…。
同じ道沿いにあって、規模も同じくらいの店なのに…。
共に上場企業で、味に大差ないのに…。
何なのだろう…?
単純に感じるのは、子供がどっちに行きたがるか…。
親は子供が行きたがる方へ行く。
回転寿司は、何だかんだ行っても「家族」だ…。
回転寿司店に関して意見を求められると、自分はこういう意味のことを話すのだが、何故かうまく理解されてないような…。
地域によって、周辺の競合状況が違うので、そこで微妙なバランスが必要になってくる。
先日、ちょっと意見を言わせてもらった店舗にしても、その後どうなっただろう…?
ゴールデンウィークというのは、とりあえずお客様が来てくれると思うが、こういう微妙なバランスのことを意識していないと、すぐにお客様は離れてしまう。

 

 

(2010年5月4日発信)


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