THE 倒産!


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桜の木があった場所…。

寒い…。
いよいよ、本格的な寒さがやってきたか…。

 

今月はやることがいろいろあって、個人的にも時間が欲しいのだが、なかなか時間が足りない。
結局、夜にコツコツとやるしかない…。

 

競売で売却された土地に家が建つようだ。
倒産した自分の会社の従業員駐車場として使っていた土地だ。
工事が始まっているのだが、いろいろと思う…。
以前は自分の持ち物だった土地や建物が別の人の手に渡り、新しい使われ方をしていく…。
わかっていることとはいえ、心の動揺がある。
仕方がないことなのだが…。
工事が始まっている土地は、自分の実家のすぐ前で、ここに大きな八重桜の木があった。
この土地を競売で取得した不動産会社が、この木を切って住宅用地に整地した。
切られてしまった八重桜の木は、毎年春に見事な花を咲かせていた。
満開の時には、思わず写真を撮りたくなる桜…。
毎年、そんなことを感じていた。
自分が子供のころ、この木にタイヤをぶら下げてバットで叩いて練習もした。
そんな、木があった場所…。

 

時間はどんどん過ぎていき、状況は変わっていく。
過去そこで何があったか…ということは、流れて消え去っていくのだ。

 

 

(2010年11月3日発信)


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