THE 倒産!


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子供の文集

ウチの子供が小学校の文集を持ってきた。
この時期になると、どの学校でも作る全生徒の作文が載っているやつだ。

 

ウチの子供たちの作文を読んで、それから知っている子供たちの名前を探して読む…。
まあ、毎年そんな感じだ。

 

ウチの子供たちは、去年から野球部に入っているが、野球部の子供たちの作文を読むと…、去年の夏の大会のことを書いている子が多かった。
夏、6年生の最後になる大会で負けた後、自分が経営していた会社の焼肉店で残念会をやった。
その時のことを書いている子が多いのだ。
ここで登場している店は、今はもうない…。
こんな所で名前が出てきて、そして残っていくのだ。
何だか複雑な気持ち…。
早くに記憶から消したい思いもあるし、こうして子供たちの文集の中に残っていくことで、何年か経ってからも思い出してもらえる可能性もある…。

 

複雑だ…。

 

みんなどう思っているのだろう?
ウチの子供たちは学校で何か聞かれたりするのだろうか…?
民事再生を申し立てた後、新聞報道に出る日から子供たちをしばらく休ませようかと思った。
でも、かえって普通にしていた方が良いか…とも考え、普通に学校へ行かせた。
結局、子供たちに特に変化がなかったので、そのままでいた。

 

実際はどうだったのだろう?
これだけ、子供たちの作文に登場している店がなくなったのだから、何かしらあったんじゃないか…?
とも思う。

 

どうだったのだろう…?

 

 

(2008年3月21日発信)


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