THE 倒産!


data-ad-client="ca-pub-4024971683053743"
data-ad-slot="4307782515">



おばさんの葬儀に…。

民事再生で会社の全てを手放した訳だが、その中には創業親族本家の土地がある。
この土地の権利をめぐって、長く親族関係のぎくしゃくがあって、正直会社がダメになったのもこのぎくしゃくに振り回された影響はかなり大きい…。
申立時にも自分自身強く責められたり、罵倒されたりもした。
その後は会うこともなくここまできたが、親族のおばさんが亡くなったという連絡があり、葬儀には行くことにした。
もちろん、あの民事再生以来の親族関係者との再会になるわけで、それなりに心の決断があった。
亡くなったおばさんは、この10数年はあまり会っていなかったおばさんなのだが、民事再生したウチの会社の創業時は一緒に頑張ってくれたおばさんだ。
葬儀会場に行くと親族席に案内された。
心境としては一般席に行きたかったが…。

 

でも、特に誰が何か言うでもなかった。
もちろん、こんな席でそんなことを切り出す人はいないが、思いのほか親族の方々が自分を気にしてくれているのがわかった。
こうなってみて思うのは、何故当時あんなにぎくしゃくしたのだろうか…ということ。
数年前から裁判騒ぎになっていて、そんな中で店舗業績が落ちて行って最終的にこうした結果になったのだが、いざこうなってみれば、皆親族としての血のつながりの情があるのか妙にやさしい。

 

まだまだこれからいろいろな処理をしていかないといけない。
その中で、親族本家の土地の処分もある。
その時にはまたどうなるかはわからないが、今日は前とは違った感じで接した。

 

亡くなったおばさん…。
いろいろなことがあったが、子供の時に激しくおこられたことを覚えている。

 

皆、確実に年をとっていく…。

 

 

(2008年6月19日発信)


HOME プロフィール THE 倒産! Message お問い合わせ