THE 倒産!


data-ad-client="ca-pub-4024971683053743"
data-ad-slot="4307782515">



「倒産なんかしやがって!」

先日ここで書いたように、メインバンクが再生処理案に対して出した反対票…。
実にめずらしいことだそうだ。
もちろん、融資先が倒産して回収ができない状態になることは、貸している側からすれば腹が立って仕方がなくて当然。
「倒産なんかしやがって!」と思って当たり前だ。
メインバンクとしては、一番多くの債権を持つのだから一番腹が立って仕方がないこと。
でも、そこで再生処理に対して反対していたら回収がゼロになる可能性がある訳で、増してやメインが反対していて他の債権者すべてが回収ゼロとなったりしたらそれこそ金融機関として正しくない行動…ということで、最終的にはメインバンクの責任として、他の債権者のためにも承認することになるのが普通なのだそうだ。
ところがここでメインバンクが反対と出してきた。
これには弁護士事務所も、県の専門家も、「驚いた…」と言っていた。
で、これでこの再生処理案がつぶれるか…というと、そうにはならないらしい。
メインバンクの融資の半分は保証協会付の融資だったため、保証協会からの代弁済になるので、保証協会の債権に移っているらしい。その保証協会は賛成承認しているので、メインバンクが反対してもこの処理案が通っていくらしい…。
まあ、詳しいことはよくわからないが、県の専門家先生の話では「もしかしたら、メインバンクはまるでわかってないのかもしれない…」と言っていた。

 

…民事再生申立に至る様々なこと。
私的整理を求めたことを突っぱねて「法的整理じゃないと対応できない」とハッキリ言ったのだから…。
そして突然自分や両親の預金口座にロックをかけて、回収を迫って来た対応…。
そうした一連の動きが、もしかしたらこの「まるでわかってないのかも…」という言葉で見えてきた感じがした。

 

 

(2008年10月3日発信)


HOME プロフィール THE 倒産! Message お問い合わせ