介護生活 119番！

日々、いろいろな問題が起こる。
まあ、冷静に考えてみれば、そんなに問題ではないことが多いのだが…。
ただ当事者にしてみれば、かなり深刻になっていたりすることもあり、何とも難しいものだ。
「その位は、たいした問題じゃないんじゃないの…」と言いたいこともあるのだが、そうも言えないし…。

そんな中、自分も問題だ…と感じているのが、介護保険制度の使い方と介護を負担に感じている家族の問題…。
新しい有料老人ホームが始まって４ヶ月になるのだが、利用者様の家族から利用料についての相談を受けることが多くなっている。
要は、もっと安く…ということだ。
安く…と言っても、介護サービス利用も医療費も1割の負担だけだし、割引することはできない。
となると老人ホームの家賃や食費を…ということになってしまうのだが、これもかなり安い設定になっているので、これ以上の割引は難しい。
そうなると、家族は医療費を減らすように求めてくる…。
ちょっとのことは放っておいて、お金をかけないでくれ…ということだ。
費用は利用者本人の年金を使っている訳だが、管理している家族にしてみれば、本人の年金全部を使うのでなく、なるべく残したいという気持ちが強いみたいだ。
残った分を、家族の生活であてにしていたりすると、死んでもらっては困る…ということになる。
死んでもらっては困るが、医療費が高くなるのは嫌だ…と。
もちろん、利用者本人はそんな家族の考えは知らない。

とにかくまあ、日々いろいろなことが起こるので、考えさせられることが多い。

（2010年11月24日発信）