介護生活 119番!


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運営懇談会があった…。

今日は老人ホームで、利用者様の家族を迎えての運営懇談会が行われた。
会が始まるまで、ネットで調べていたら、多くの施設で利用者家族様からの苦情の話が出ていた。
そんな情報を見ながら、ちょっと心配をしていたが…。

 

最初に今日勤務している職員を紹介して、自分から施設の現状について話させてもらった。
職員体制や、介護サービスの利用状況、これから考えられる不安点等、施設側からの説明をさせてもらった上で、参加されたご家族からご意見を頂いた。
せっかくなので、参加されているご家族に一人一人話を聞いていったところ、ほぼ全員の方が涙を流される…という、考えてもいないことが起こり、驚いてしまった。
あるおじいちゃんの息子さんは、「私は母親の死に目に会えなかったので、父親の時は何とかそばにいたいと思っています…」と話した。
またあるおばあちゃんの娘さんは、「他の施設からこの施設に移り、目に見えて元気になっていく姿を見て、本当に嬉しい…」と言って頂き、こちらも本当に嬉しかった。
そしてあるおじいちゃんの奥様が、「3年前に寝たきりの状態になり、今こうして生きていること自体が、奇跡だと思っています…」と語り、「もし緊急時には、救急車で大きな病院に運ぶのでなく、できればここで看取って欲しい…」と話された。最期の時に、体中に管をつなぐような治療は受けさせたくない…とのことだった。

 

…苦情を言われたらどうしよう、なんて考えていたが、とんでもない。
こっちが言葉に詰まる場面が何度もあった。

 

「皆さんに迷惑をかけていて、申し訳ない…」と泣いている方を、別のご家族が励ましたり…という姿もあった。
いろいろと心配をしていたのだが、本当にありがたい、感動の会になった…。

 

最後に自分からは、「そのためにある施設ですし、そのためにいる職員ですから…」という話をさせてもらった…。

 

今日参加してくださった方々に、感謝したい…。

 

 

(2011年6月11日発信)


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