介護生活 119番!


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新しい入居者さん…。

この暑さ…。
6月だというのに…。
まだ本格的な暑さはこれからだろうと思っていたら、いきなりのこの本格的猛暑日…。
自分としても、汗っかきの本領を発揮している。
吹き出る…という感じ。
この暑さになっては、エアコンも使わないわけにはいかない…。
しかし、一方では大雨の被害も出ているようだし、今年の夏がどんな夏になっていくのか不安だ。

 

それはそうと、今日老人ホームに新しい入居者の方がやって来た…。
今日入居した方は、かなりの訳ありの方…。
今日、刑務所を出所して、そのままやって来たおじいちゃんだ。
小さな窃盗を繰り返していたということで、現在は寝たきりの状態になっている。
本人の経歴については、あまり言わないようにしよう…と一部職員の中で申し合わせていたが、やってきたおじいちゃんは「ずっと刑務所にいたもんで…」と自分から積極的に自己紹介をしていた。
寝たきりなのだが、認知症状はなく口は達者だ。
で、今日感じたのだが、今回このおじいちゃんはこうして施設に入れることになったが、身寄りもなく施設に入りようもないこうした方々は、刑期が終えた時には言ってみれば放り出される訳だ。
わずかな所持金を使い切る前に、何かしらの仕事に就かないと、食べることにも困る状態になる。
実は、このおじいちゃんの過去の経歴を見ると、そんな状態の中で犯したのであろう犯罪のオンパレードなのだ。
スーパーで食料を盗んだ…とか、そんな食べ物を盗ったという犯罪の繰り返しだ。
今回は、こうして介護施設に入れる年齢や体の状態になっているので、過去のような失敗はないと思うが、やってきたおじいちゃんが妙に礼儀正しくて、挨拶がしっかりしているので驚いてしまった。
身寄りがない境遇の中で、一度道を踏み外すと更生するのはなかなか難しい…というのを実感するようなおじいちゃんの経歴だった。

 

 

(2011年6月24日発信)


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