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「私の高校時代…。」その２
野球はもうやらない！ボクシングをやりたい！…と思ったが、入学した高校にボクシング部はなく、でも何か部活はやらないと…と思って、まずは放送部に入った。
まあ、人前で話すのは嫌いじゃなかったし、放送部ならそんなに練習もしないだろうから自分の時間が確保できるので、その時間で自分のやりたいことを探そう…、と思って入ってみたのだが…。
ところが、これが微妙に頑張るような感じの部活で、放課後に集まって体操したり、発声練習とかしたり、何だか放送の大会があるとかで、この大会に向けて…なんてことを言われて、自分の力の入れ具合もどうしたら良いのか微妙な感じになってしまった。
皆で声を揃えて「外郎売」とか言ってみたりしているうちに、頑張るのであればやっぱり運動系の部活で思いっきり身体を動かしたい…、と考えるようになった。
で、仮入部のうちに放送部はやめて、やっぱり運動部に入ることにした。
運動部とは言っても、ボクシング以外で何をやりたいのかわからなかった。
ちょうどこの頃、映画「アイコ十六歳」が話題になっていて、この中で描かれている「弓道部」という部活にミーハー的な興味を持っていた。
主演の富田靖子が可愛かったし、こんな子がやるスポーツなら…と。
また、入学した高校の弓道部が結構強くて、学校の弓道場が2年後に行われる国体の弓道会場になっているということから、「弓道でもやってみようか…」とほとんど発作的に思った。
弓道なら、ほとんどの人が高校から始めるだろうから技術的にはスタートが一緒で、差がついてないだろうし…と、こうして弓道部に入ってみることにしたのだった。
（2015年11月3日発信）
