THE 倒産!


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競売物件の価格

来週から、会社の本社ビル、創業店舗、駐車場の競売入札期間になる。
今後、金融機関の担保になっている個人資産も順次競売手続きに入ってくる。
こうなってしまっている以上、いずれはやってくることなのだが、いよいよそうした時期になるのだ。

 

今日は裁判所へ提出するお金の動きの資料を作成する日。
ずっとお世話になっている専門の先生がやってくる。
先月は債権者への配当があったので、いろいろと確認事項もある。
あれこれといろいろ話を聞いた。

 

今、日本郵政の「かんぽの宿」の売却額がニュースになっているが、最近になって話がついたウチの店舗の売却額は投資額の100分の1以下だ。
赤字部門は、事業を引き継いでくれるだけで儲けもので、額はタダでも引き取ってもらった方がありがたいのだ。
利益が出る施設はある程度高く売れるかもしれないが、それだけ売ったのでは、赤字施設は誰も引き取らないだろうに…。
まとめて引き取ってくれるというなら、価格はいくらであってもその方が良いんじゃないか…と自分は思う。
ウチの場合も、先に手を挙げたスポンサー企業さんが利益の出る店舗を押さえてしまったので、残った赤字店舗を引き取ってくれる企業さんには、ほんとタダでも良い…という考えでの売却になった。

 

それはそうと、今日ハローワークへ行ったら、お世話になっていた労務管理事務所の所長と会ってしまった。
ハローワークに行くと、必ず知り合いに会う…。
これだから地元のハローワークへは行きづらい。
まあ、気にしなければ良いのだが、知り合いの人に会うと、「社長!」って呼ばれるから困るのだ。
ハローワークで順番待ちの番号札を持って待っている時に、「社長!」と呼ばれるのはかなりつらい…。

 

 

(2009年2月5日発信)


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