倒産社長!再起への「道」!!


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「私の高校時代…。」その26

1984年3月1日、高校卒業式…。
好き勝手にいろいろなことをやって来た高校生活最後の日。
日記を見ると、あっけなく最後の一日が終わった…、と書いてある。
制服がブレザーの高校だったので、第2ボタン…とか、そういうモノはないのだが、それでもネクタイとか校章とかは、下級生の女の子たちに取られちゃったようだ。
ボクシング県2位の影響力は、卒業まで効いていた。そして、出場者が二人しかいなかったということは、最後まで知られることはなかったようだ。ラッキーだった…?
こうして、自分の高校生活は終わり、浪人生として東京へと生活の拠点を変えるのだった。

 

高校生活はやりたいことには挑戦した…、つもりではいたのだが、実は高校3年生の夏、ちょっと考えさせられる出来事があった。
この時は、アイドル歌手デビューへ向けた6カ月トレーニングの最後の方だったのだが、TVで高校野球の地区予選を見ていた。
中学の時、野球部で一緒だった友人たちが進学した高校が地区大会の上位まで進出していた。
自分の住む地元の進学校で、創部以来の快挙…!とTVで言っていて、地元地域から初の甲子園かも!…という快進撃に、周辺住民も騒いでいた。
この時のTVに映る中学時代の友人たちの姿が、本当に輝いて見えた。
グランドで真剣な表情でボールを追っている中学時代の友人たちの姿に、自分も野球をやっていたらどうなっていたのだろう…、という思いが心に浮かんできた。
元々自分はこの友人たちと同じ地元の進学校の受験を考えていたのだが、試験の直前になって志望校を変更したのだった。
あの時、志望校を変更しなかったら、もしかしたら自分もこの学校で野球をやっていたかもしれない…と、そんなことを思った。
結局、TVで観ていた試合は負けて、彼らの甲子園は夢と消えたのだが、この時には甲子園を目指して挑戦している彼らの姿が、何とも羨ましく見えた。
目指していたアイドル歌手デビューに不安が出てきた時期だったので、余計にそんなことを思ったのかもしれない…。

 

あの時、もし別の道を選んでいたら…。

 

結局、人生は、どうしようか…と悩む、そんな選択を繰り返しながら、時間が過ぎて行く。
振り返ってみた時に、あの時、別の道を選んでいたら…とか、いろいろなことを考える訳だが、実はそうして過去を振り返れる現在を生きているということ自体が、これまでの選択を間違っていなかったという証拠なのだと思っている。

 

でも、自分がもしあの頃にもう一度戻ることができるのだとしたら、もしかしたら野球をやっているかもしれない…と、そんなことを考えることがある。

 

 

(2015年11月27日発信)


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