11月になって…。あの2007年の11月から7年目を迎えている。7年前の11月のこと…。あれから毎年、11月になると1日1日を振り返って思い出す。それでも…。人間は不思議なもので、どんなに辛く苦しい体験があったとしても、時間と共にその感覚は薄れていく。毎年、毎年、そうしてあの時の感覚は遠い昔の記憶に...
≫続きを読む
倒産へ向かっての傾向は数年前から出ていた。営業店舗の中に赤字店舗が出てきて、こうした赤字店舗に手が付けられなかった。と言うのも、赤字店舗に共通していたのは、過去に大きな利益獲得をしていた店舗で、その売上の作り方こそが、自社店舗が創業時から作り上げてきた特徴であった。特別なイベントがある時期に、大量の...
≫続きを読む
父親が脱サラして回転寿司店をオープンしたのは、1981年11月19日のことだった。当時、高校1年生だった自分は、父親が始めた新しい事業を興味本位で手伝ったりしていた。ちょうど良いアルバイトでもあり、学校から帰ると他にやることもないので、店に行っていた。オープン後の忙しさの中で、すぐに寿司を握らせても...
≫続きを読む
創業店が大成功した要因を考えると、まずは1981年当時地域に外食産業と呼べる飲食店がなかったことが大きいと思われる。家族で食べられる美味しい寿司が手軽に手に入るという地域のお客様のニーズにピタリと合った店ができたことで、お客様が殺到した。これを父親の兄弟を中心とした親族が、無謀とも言えるようなお客様...
≫続きを読む
父親の創業した回転寿司店は、父親の実家本家の所有する田圃をつぶして建てられた。この土地を担保として金融機関からの融資を受けての創業で、開店後の営業においても8人兄弟の父親の親族一同が参加しての営業を行っていた。親族全員の人生を懸けた創業であり、だからこそ他所でできないことができた。一致団結した親族集...
≫続きを読む
自分が父親の会社に戻って外食産業の世界に入ったのは、1995年のことだった。1984年から東京に出て、大学で始めた演劇活動を大学後も行っていた自分だったが、この期間は父親の事業に関してはまったく関心がなかった。それが何となく興味を持ち始めたのは、自分のやっていた演劇活動と外食店舗における雰囲気作りっ...
≫続きを読む
父親の会社に入社した1995年時、創業店は相変わらず圧倒的な売上高を上げていたが、創業から14年になっていてずっと右肩上がりだった売上高が前年比で減少する月が出始めていた。周辺状況も変わってきていて、首都圏からの大手チェーン店の出店も見られるようになっていた。こうなってくると、お客様の食事をする時の...
≫続きを読む
新店舗は1995年12月のオープンを目指して準備を進めていった。この開店を任されていた自分は、この新店舗の成否に今後の会社を家業から企業へと変えられるかどうかがかかっていると考えていた。そこで、営業スタイル自体はこれまで創業親族の方々が築き上げてきたスタイルをそのまま引き継ぐ形で創業親族の方々と自分...
≫続きを読む
自分が中心になって立ち上げた「うらしま沼田店」は、1995年12月6日にオープンして、その後年末に向けて爆発的な売上を記録していった。創業店とは違って、家族的運営ではない、親族の関わらない普通の外食企業の店舗としての運営が、創業店の売上を超えていくことができれば、当初から考えていた家業から企業への切...
≫続きを読む
「O-157食中毒」の騒動の後、一業種のみでの経営の危険性を強く感じるようになった。この期間、我々が運営していた回転寿司3店の売上は激しく落ち込んだが、1店舗経営していたラーメン店の売上が大きく伸びたのだ。一業種でひとつのやり方に頼っての店舗展開や経営規模拡大は、影響を受ける突発的な出来事があった時...
≫続きを読む
新しい業種として選んだのは、焼肉店だった。何故焼肉店かと言えば、自分が学生時代に東京に出て初めてやった飲食店のアルバイトが焼肉店だった。その後、飲食店に関しては居酒屋とかファミレスとか、いろいろと仕事を体験してみたが、食べる側として一番好きだったのが焼肉だったから…。こうして焼肉店オープンへ向けての...
≫続きを読む
1998年4月にオープンした焼肉屋「カルビ伝説」の開店時の特徴は、まずは接客サービスだった。店づくり自体がこの地域にはなかった提案だったし、演劇経験者である自分が一緒になって取り組んだサービススタイルだったので、それなりに特徴はあったと思う。ホールスタッフは全員女性の学生アルバイトメンバーで揃え、オ...
≫続きを読む
オープン後低迷していた焼肉屋「カルビ伝説」の売上が上昇してくるに伴い、自分としても会社をどうしていくかということについて本格的に考えるようになってきた。回転寿司の創業店はジワジワと売上を落とし続けながらも、それでも月商2000万円を超えていた。会社全体としての業績は焼肉店がオープンした年の年商13億...
≫続きを読む
2001年8月に「伝説」という会社を作り、焼肉屋「カルビ伝説」を父親の創業した「栄進」から切り離し、その新しい「伝説」という会社で新しい回転寿司店を立ち上げて行こうとしていた2001年の9月…、突然起こった日本でのBSE問題…。全国で次々に確認されるBSE発生のニュースに、茫然とした。これまで積み重...
≫続きを読む
2001年11月、激動の中でオープンを迎えた新しい回転寿司店…。店名は「すし伝説」とした。この店名に「伝説」を付けるかどうかは迷ったのだが、「伝説」という言葉のインパクトからか、当時いろいろな方が自分の会社に興味を持ってくれて話をさせて頂く機会があった。こんなに反響があるなら、これから自分が作ってい...
≫続きを読む
今までやってきた店とは違う店舗づくりで、今までとは違うやり方で、今までの店舗の売上を上回る実績を作るつもりで立ち上げた「すし伝説 前橋岩神店」。それだけのお金をかけて準備し、人員を投入して、オープンした店舗の売上は、オープン後の2001年12月で月商1600万円だった。普通の飲食店として考えれば悪い...
≫続きを読む
2002年の夏から、会社を一本化しての立て直しへ向かう自分の戦いが本格的に始まった。まず意識したのは、自分の考え方をハッキリさせて、それを全メンバーに自分の口から直接伝えること。これから自分はどうしたいと思っているのかをしっかりと話そうと思っていた。それを自分自身が本気で伝えて、それで理解できないメ...
≫続きを読む
「すし伝説」で行った全メンバーを集めての話し合いは、この後一店舗ずつ行って行った。2002年の秋から2003年の春にかけて、「カルビ伝説」「FCラーメン店」「うらしま中之条店」「うらしま沼田店」と、一つずつの店舗で時間を取って、全メンバーに話をする時間を持った。自分が全体のリーダーとして進んでいくに...
≫続きを読む
2003年の夏以降…、いろいろなことが更に大きく動いていく。一店舗ごとに行った立て直しの取り組みから、各店舗における自分の関わり方、運営の進め方はやりやすくなった。回転寿司の部門と、焼肉・ラーメンの外食サービス部門と、事業部を分けてそれぞれの部門での利益確保を目指すようにした。現実にはこの他に創業親...
≫続きを読む
2003年10月、同じ店名の回転寿司「うらしま」を40店近く展開していたF社が、民事再生を申し立て事実上倒産した。負債総額23億円。資金力のあるスポンサー企業が付いて営業店舗は10店舗ほどの営業を継続するとのこと。他の店舗はすべて閉鎖したようだった。自分たちの所にも、多くの方が連絡を入れてきたり、直...
≫続きを読む
F社の倒産後、しばらくはその後の成り行きを見守るしかなかった。我々にどんな影響が出てくるかは、いろいろなことが動いていかないとわからないことばかりだった。F社の申立てからしばらくした頃、F社の本社と本店の土地を貸していた地主さんから「困っている…」との相談を受けた。なんでも、貸していた本店はほんの数...
≫続きを読む
年が明け2004年になり、F社倒産後の本店への出店に向けて動きが本格化する。倒産後撤退した建物で、地主さんによる改装工事をして数ヵ月というまだきれいな店舗だったので、厨房機器や店内備品がそのまま使えるという話だった。出店における初期投資が少なく済むという判断もあっての出店決意だったが、いざ準備作業が...
≫続きを読む
2004年4月、藤岡市におけるF社倒産後の店舗への出店。店名は、「江戸前茶屋」と決めた。居酒屋だった店舗をそのまま使って、テーブル席や座敷をうまく活かせれば面白い店ができると考えていた。社内においてテーブルサービス店舗を運営する部門である外食事業部の管轄とし、そば・うどんと寿司を合わせたメニューを提...
≫続きを読む
2004年9月、藤岡市における「伝説の江戸前茶屋」の閉店撤退。営業わずか5ヵ月間という大失態に対して、創業親族からの攻撃がまた激しくなりその責任の取り方を追求された。こうした社内の状況に対して責任を感じた外食事業部の幹部が辞表を出し、自分はこの2年半の間各店舗改革を指導をしてもらってきたコンサルタン...
≫続きを読む
2005年以降、様々な動きの中から自分自身が“もしもの時”を考え始めることはあったのだが、もちろん、もう一方では会社を何とかしてもう一度浮上さてやるという強い気持ちもしっかり持っていた。だからこそ、自分たちの成功事例である「すし伝説」スタイルの回転寿司店を作っていくことに方針を定めて、とにかく前へ進...
≫続きを読む
2005年6月、「すし伝説 渋川入沢店」がオープンして、すぐ近くにある「創業店」の売上は落ちた。これは想定済みのことで、この新店オープンを機に、「創業店」は回転寿司店としての営業は止めて閉店…、というメインバンクとの約束だったのだが、ここに来てまた創業親族の方々の反対の声が噴出した。家族経営で始まっ...
≫続きを読む
2005年11月、「すし伝説 渋川入沢店」開店のために閉店した「FCラーメン店」のFC本部W社長に会おうと静岡県浜松市へ向かった。ずっと気になっていたことだったのだが、FCを脱退した自分にはW社長の詳しいことを本部に問い合わせることができなかった。怒っているのか…、それとも具合が悪いのだろうか…、と...
≫続きを読む
2005年から2006年にかけて、各店舗においては利益が取れる店と赤字店舗とがハッキリ分かれている状態になっていて、会社全体としての業績は徐々に落ちていった。こうして会社としては、非常に大変な難しい時期に入っていたのだが、こういう時期に不思議なことに自分が経営者としてチヤホヤされ始めるのだ。講演を依...
≫続きを読む
大型SCへの出店は、いろいろな面で刺激を受ける出店だった。200を超える専門店が出店し、言ってみればそこに街ができるわけで、いろいろな決め事、ルールがある中で、それぞれが工夫して魅力的な店を作ろうとしていることが、参加していて楽しかった。自分たちも他の店にはない魅力を表現したいと思っていたし、全国各...
≫続きを読む
運命の2007年になって…。正直、前年末の年末商品販売で大量在庫を残すことになった結果は痛かった。会社にとっても、自分の気持ちの部分においても…。2007年は、今後どうやって会社を存続させるか…、を考えながらのスタートだった。大型SCの店舗があったので、創業以来初めて元旦営業する店舗を作り、自分も元...
≫続きを読む
2007年夏、ここまで不採算部門の処理において複数の企業と交渉を続けていたが、目立った進展がないままに時間ばかりが過ぎていた。これ以上、進展がないままにはできないと思い、まず「総合センター」を8月で閉鎖することを決めた。閉鎖撤退店舗の社員は、残す店舗で吸収していこうと考えていたのだが、「総合センター...
≫続きを読む
2007年8月で「総合センター」を閉鎖撤退し、自分はこの引き継ぎや、撤退後の処理を行いながら、金融機関との交渉を続けていた。金融機関への返済をストップして、赤字店舗の閉鎖撤退を進めていき、利益獲得店舗を残して再スタートするというのが再生計画の骨子になるのだが、過去から現在まで抱えてきている金融機関か...
≫続きを読む
2007年9月に入り、この年の年末商品おせち料理に関して、取り組みをどうするか動き出さないといけない時期になっていたが、自分の業務の中心は金融機関対策になっていて、どうにも動けなかった。メインバンクへは日々の営業状況を細かく報告しながら、自分は資金繰り表とにらめっこをする毎日だった。「総合センター」...
≫続きを読む
2007年10月、前月に先送りしてもらった支払金を先に支払うと、この10月末の支払分でまた一部支払を延期してもらわないとお金が足りなくなると思われる…、ということが判明して、愕然となる。どうしようか…と、悩んだ。前月先送りした分をそのまま棚上げして待ってもらって、この月分の支払だけなら何とか大丈夫そ...
≫続きを読む
2007年11月になって…。これ以降の出来事では、非常に微妙なニュアンスの会話でのやり取りがあったので、正確に表現することは難しいことが多い。当時自分が記していた日記やメモを振り返って、できるだけ確認をしながら思い出してみようと思っている。この時、自分の精神状態が大きく揺れて動いていたことが、当時の...
≫続きを読む
2007年11月、このままで行けば、4ヶ月後に大きな支払不能の状態がやってくる。その時までに、何とかしないと会社は終わってしまう…。最悪の場合のことについて、創業者であり自分と共に会社借入金の連帯保証人になっている両親とは話をしていた。一時的に、両親と個人のお金を注ぎ込むことは覚悟していた。最悪の時...
≫続きを読む
2007年11月7日、水曜日の午後…。面会を約束していたメインバンクの決定責任者は、もう一人かつて自社の融資を担当していたベテラン職員を連れだって本社事務所の扉を開けた。顔を会わせて最初の挨拶は、事務所の窓から見える景色を見ての感想のような何だか表面的な変な会話をした。応接用に使う社長室に通して、事...
≫続きを読む
2007年11月12日、月曜日のこの日は全店の店長を集めた店長会議だった。各店店長に、これから突入する年末の繁忙期に向けて、販促計画を発表し準備についてを確認する内容が中心だった。この会議の間、自分の携帯に何度も妻から着信があったことが、会議が終わった後に着信履歴を見て気が付いた。折り返しで連絡を入...
≫続きを読む
2007年11月14日、水曜日…。自分の気持ちは、「法的整理」をするとの気持ちに固まっていた。問題は、どのやり方でいつ実行するかということだ。事実上の倒産処理になるので、事前に金融機関にこの情報が洩れれば、最大債権者となる金融機関は会社資金の回収を一気に進めて、事は頓挫してしまうだろう。考え方の根本...
≫続きを読む
会計士に紹介してもらった弁護士事務所は、小さな個人事務所だった。これまでにも、親族問題や取引先との契約問題等で知り合いの弁護士さんに相談したことはあったが、この法的整理については、こうした倒産処理に詳しい弁護士事務所にお願いしようと思っていた。現在の会社の状況と、自分の考えを話して、今後のことについ...
≫続きを読む
2007年11月15日、木曜日…。前日に相談した民事再生申立について、コンサルタントから意見を聞いておくと良いと言われて前橋市の中小企業再生支援をしている機関を紹介され、ここを訪ねた。この機関のある方を紹介してもらっていて、この方は信頼できる人なのですべてのことを話して大丈夫だとのことだった。自分の...
≫続きを読む
2007年11月16日、月末に裁判所に民事再生を申立てるということを弁護士事務所にお願いし正式に決めた。この当時の自分が記していたメモを見返していて、11月16日の日付でこんな文字を見つけた。まさに走り書きの崩れた文字で、書かれているのはこんな言葉だった。「どうなんだ?もしかして可能性はあるのか?あ...
≫続きを読む
2007年11月21日から26日まで、民事再生申立に向けての準備は、弁護士事務所主導となって着々と進んだ。自分は、変な行動を取らないように…、ということだけ注意されていていた。事前にこの情報が漏れてしまうと、債権者となる方々がどう動きだすかわからないので、裁判所に申立書類が受理されるまでは誰にも話さ...
≫続きを読む
民事再生申立前日までに、弁護士事務所からスポンサー候補企業の話をいくつか聞かされていた。自分に意見を求められたが、自分は店舗の営業を継続していくことができて、引き受けてくれるところがあればどこでも良かった。弁護士事務所は、自分がスポンサー企業に残って業務ができるようにと考えて企業を探してくれているよ...
≫続きを読む
2007年11月27日、火曜日…。民事再生申立書類提出当日。裁判所への申立書類提出は夕方とのことで、午後4時過ぎに裁判所で弁護士の先生との待ち合わせとなっていた。この少し前に、最終的な再生スポンサー企業について聞かされた。県内の外食企業で、この社長さんのことも以前から知っている方だった。まずは、店舗...
≫続きを読む
2007年11月27日の夕方に裁判所へ民事再生申立に関する書類一式を提出し、その後すぐに会社に戻って、幹部社員に話をした。裁判所では提出された書類に不備がなければ、民事再生申立として処理し、翌11月28日には法的な保護となる保全処分、監督命令が出される。これにより、会社内にある物品や金品の持出し禁止...
≫続きを読む
2007年11月29日、木曜日。裁判所への申立から2日目…。この日から自分は、債権者となる方々への謝罪に動いた。午前中は金融機関をまわった。最初は最大債権者となるメインバンクを訪ねた。朝、メインバンク本店の駐車場でシャッターが開く時間を待っていたが、まずここで最初の精神安定剤を飲んだ。あの朝の車の中...
≫続きを読む
2007年12月1日、土曜日。裁判所への申立から4日目…。この日は各店舗をまわった。現状の説明と、売上金の回収を行うのだが、再生スポンサーの新会社に店舗が引き継がれるまでは金融機関を使うことができないので、こうして売上金の回収をしないといけない。民事再生申立後の仕入については、現金で支払うようにして...
≫続きを読む
2007年12月5日、水曜日。裁判所への申立から8日目…。債権者説明会が開かれた。弁護士から、自社の民事再生申立に至る経緯が説明され、その後で自分から謝罪の挨拶をさせて頂いた。債権者の方々からの質問を受けたが、中には自分の申立に対する非難の声もあった。こうした債権者への応対はすべて弁護士事務所が間に...
≫続きを読む
最初に名乗り出てくれた1番目の再生スポンサー企業となるA社は、先行して全店舗の従業員メンバーとの面接を済ませ、引き継ぐ店を3店舗と決めて、そこで採用する社員を発表した。2007年12月10日の月曜日、裁判所への申立から13日目のことだった。自分としては、全社員の雇用継続が民事再生を申立てた時の最大の...
≫続きを読む
営業を継続する店舗は、2007年12月いっぱいは民事再生を申立てた自社の運営で、2008年1月1日からは再生スポンサーの新会社へ移行しての営業となることが決まった。12月中は、自社で売上金を回収して、この現金収入のやりくりで経営を行っていた。自分は連日、各店舗をまわり売上金の回収をしながら、メンバー...
≫続きを読む
経営者でなくなった自分は、2008年1月1日から、3店舗の営業を引継いでくれたA社に残って勤務をした。引継ぎが落ち着いたら、自分自身は身を引こうと思っていた。いつまでも過去の経営者が残っていたのでは、新しい会社もやりづらいだろうし、現場も混乱するだろうという考えがあり、いつ身を引くのが良いかずっと考...
≫続きを読む
2007年11月、民事再生申立を決めた時、自分が思っていたことは、まずは店舗の営業継続でした。店舗の営業を続けることができれば、従業員の方々の雇用も、仕入業者様との取引も継続ができ、一時的に大きな迷惑をかけてしまうけど、将来的にお互いが良くなっていくような“これから”につなげることができると信じてい...
≫続きを読む
約2カ月間、こうして自分の過去を振り返ってきました。あの時、自分が選択していった様々なことに関して、今振り返ってどう思うか…ということが、自分の中で“あの時”を振り返るポイントとなっていました。「死ぬか、逃げるか、謝るか」倒産処理という選択をした自分が、それと同時に迫られていると感じた決断の選択肢は...
≫続きを読む
長々と振り返ってきた自分の“あの時”についてですが、いよいよ今日で最後になります。人生は、本当に何が起こるかわからない…。世の中には、自分よりもっともっと大変な境遇にいる人がたくさんいる…。こうして、過去を振り返れるような時が来て、本当にありがたい…。そんなことを思いながら、PCに向かって来ました。...
≫続きを読む
「入ってくるお金」と、「出て行くお金」…。単純に「入ってくるお金」で、「出て行くお金」が払えなくなったらやっていけなくなります。…ただ、これだけのことです。会社を作って、最初からこの状態であればすぐに止めればいいのです。ところが、ある一時期でも「入ってくるお金」で、「出て行くお金」を払って、その後に...
≫続きを読む
自分には、子供が4人いる。小学生が3人。末の子は2歳だ。倒産手続き申立の決意をして、妻に話した。申立の2週間前だ。妻は次の日から仕事を探して、ほんの数日で仕事を決めてきた。それと同時に、末の娘を保育園に預けることが決まった。中小企業とは言え、少なくとも社長としての報酬を得ていた訳で、それなりに不自由...
≫続きを読む
倒産社長の自分にも、クリスマスはやってくる…。「メリー・クリスマス」…だ。倒産手続きを申し立てたのが、約1ヶ月前…。この1ヶ月、もちろん休みなんてない…。迷惑かけた方々にひたすら頭を下げ、これからのことについてのお願いと打合せを繰り返してここまでやってきた。クリスマス・イヴの今日もやることが山積みに...
≫続きを読む
引き継がれていった店舗で、それぞれその後の会社の方針があるので、取引が止まってしまう業者さんもある。今日もそんな業者さんの経営者さんが話に来ていた。思えば、当時自分が新しい業態に取り組むにあたって、全面的に食材の協力をお願いしていた業者さんだ。一緒に来た担当者さんがいろいろ質問してきたが、この経営者...
≫続きを読む
夜、自分の会社の事務所に寄る。引き継いでもらった会社での業務の後、深夜に寄る自分の会社の事務所。2月からは一日中ひっそりと静まり返っている。自分の作業部屋もそろそろ片づけないといけないのだが、どうも片づけられない。何だか手がつけられないのだ。だから、そのまま…。いつまでこの事務所は使えるのだろう?こ...
≫続きを読む
弁護士事務所から電話がかかってきて、未納消費税の差し押さえが入るので今週中にスポンサー企業との譲渡契約を結んで、譲渡金を入金するということになりそうだ。こうした具体的な部分は全部弁護士事務所にお任せしている。通知や連絡があると、弁護士事務所へまわすようにしているので、自分では直に対応の窓口に立たない...
≫続きを読む
債権者から集まった「債権届」が弁護士事務所から届けられた。それぞれの債権者が自分たちの「被害額」を出すのだが、集まった書類はファイルにぎっしり…。1枚1枚見ていて、つらくなった…。ここで提出された「被害額」に対して、会社に残っているお金を分配することになる。実際には全額は戻せない。届出額として記入さ...
≫続きを読む
「民事再生」手続きをして2〜3週間くらいすると、大量の郵便物が送られてきた。内容証明、配達証明付きの郵便物で、まずその量に驚いてしまう。中身は「金を返せ」というものだ。金融機関、リース会社…等、会社取引においては、すべて自分は保証人になっているので、これはどうしようもない。ただ、家族にしてみれば、精...
≫続きを読む
「民事再生」を申し立てて、支援スポンサー企業が数社名乗りを挙げてくれて、採算の取れる店舗を引き継いでくれることになった。会社としては、一度従業員を解雇した上で、スポンサー会社が再雇用するようになる。従業員さんは、雇用が引き継がれるのでそのまま会社が変わることになる。でも、世の中には労働者を守る制度が...
≫続きを読む
「民事再生」とは、法的に守られる部分を作って、そこで守られながら再生を目指すことになる。本来、支払わねばならない支払いをすべて棚上げにしてしまい、会社にあるものについては法的に守られる状態を作る。したがって、支払いが重なる日の前に申し立てを行うことが多い。自分の会社の場合は月末だった。この申し立てに...
≫続きを読む
取引先の社長さんに呼ばれて行ってきた。今回の民事再生で一番被害額の大きかった仕入先だ。額にして数千万円…。でも、この社長さんは申立のドタバタの中で、自分の話を聞いて「頑張って…」と応援してくれた社長さんだ。その後、譲渡先の企業でも仕入をメインでお願いしていて、本当にありがたい取引先だ。今回話に行って...
≫続きを読む
多くの取引先の方々に迷惑をかけた。謝りながら日々過ごしているのだが、今回気づいたことのひとつ…。「この人は苦手だ…と思っていた人が、優しい…」今日も閉店する店舗の地主さんに現状説明に行ったのだが、この地主さんは自分では苦手意識を持っていた人だ…。できることなら行きたくない…なんてことも思うのだが、先...
≫続きを読む
今、前の会社の事務所でこのブログを書いている。もちろん誰もいない事務所…。この場所に来るのもだんだん少なくなってきている。週に数回…。今日は確認したいことがあって、夜にやってきた。来た以上は、あれこれついでにやっていく…。ということで、深夜の誰もいない事務所…。部屋のカレンダーは去年の11月のままだ...
≫続きを読む
ウチの子供が小学校の文集を持ってきた。この時期になると、どの学校でも作る全生徒の作文が載っているやつだ。ウチの子供たちの作文を読んで、それから知っている子供たちの名前を探して読む…。まあ、毎年そんな感じだ。ウチの子供たちは、去年から野球部に入っているが、野球部の子供たちの作文を読むと…、去年の夏の大...
≫続きを読む
自分の住む地域では、今桜がきれいに咲いている…。一番きれいな時なのに雨…。散ってしまうかな…。暖かくなって、この時期になって一気に花が咲くけど、冬の間はずっと耐えていた訳だ。だんだんだんだん…つぼみが大きくなって、一気に花が開く。しかも一斉に…。景色が一変してしまうのだから、自然の力はすごい…。さて...
≫続きを読む
一番下の娘の保育園の入園式に行ってきた。4人の子供たちのうち、3人は小学生。一番下の子は今2歳だ…。去年11月の民事再生申立の直前から2歳の娘を保育園に預けた。妻が急きょ働くことになったからで、その時のことを妻が地域の子育てグループの文集に書いていた。一番下の子は子育てを楽しもうと、地域の子育てクル...
≫続きを読む
某○○○電機へ行ったら、知り合いの経営者さんにバッタリ会った。駐車場で、自分の姿を見つけて驚いたような顔をしてじっとこっちを見ている。自分はいつも通り、にこやかに「どうも!お久しぶりです!」と声をかけた。ビックリしているようで、何て自分に話しかけて良いのかとまどっている様子…。聞かれる前に自分の現状...
≫続きを読む
閉店した店舗にある機材で、他の店で使用できるものを移設している。自分たちでできるものは自分たちでやるが、機械類の大きなものは業者さんにお願いする。いくつかの大きな機械を持ち出すのに自分も立ち会った。閉店した店舗は、店を閉めて4か月…。店の中に入ると、閉店した店のにおいがする。閉店した店にのにおい…っ...
≫続きを読む
ある程度の規模で事業をしている経営者は、他人から何かを指摘されたり注意を受けたりすることはほとんどない。取引先さんや、地域の人たちにちやほやされることばかりで、自分で気づかないうちに傲慢になっていたりする。自分にしてみても、売上が10億規模になっていたので、まず周りから頭を下げてきてくれることばかり...
≫続きを読む
市役所に児童手当の申請に行く。子供の人数と、収入とを検討して、市で手当を出してくれるのだが、以前の自分は特にもらおうとは思ってなかったが、現在は頂かないと深刻なのだ。4人の子供を持つ自分だが、去年までの収入がある程度あったので、あまり多くの額はもらえない。それでも、もらえるのともらえないのとでは大き...
≫続きを読む
民事再生で会社の全てを手放した訳だが、その中には創業親族本家の土地がある。この土地の権利をめぐって、長く親族関係のぎくしゃくがあって、正直会社がダメになったのもこのぎくしゃくに振り回された影響はかなり大きい…。申立時にも自分自身強く責められたり、罵倒されたりもした。その後は会うこともなくここまできた...
≫続きを読む
非常にショッキングな話だが…。先月、このブログでも書いた同じ地域で競合店を経営していて夜逃げした社長さん…。自殺したそうだ…。大きな店を何店かやっていて、地域においては自分の店とよく比較されていた会社の経営者さんだ…。直接親しかった訳ではないが、共通の知人が多かったので、よく話は聞いていた。自殺の話...
≫続きを読む
ウチの小学2年の子供(双子の男の子)が、夏休みの課題で作文を書いたらしい。タイトルは「ぼくのお父さん」だという。どんなことを書いたのか気になって、ないしょで見てみた。二人ともほとんど同じことが書かれていた。野球が好きで、休みの時はキャッチボールをしたり、ノックをしてくれる…ということを書いていた。そ...
≫続きを読む
9.11…、あれから7年だそうだ。あの時、新しく作る店のことで当時の会社幹部とあれこれ話していた。TVで流れるニュースに驚いて、途中で話は打ち切って家に帰って来て深夜までTVを見ていたことを思い出す。考えてみると、あの時から4店舗を立ち上げて、その後民事再生を申し立て、今は別会社に移ってあの時に作っ...
≫続きを読む
弁護士事務所から携帯に電話がかかって来た。「…何か●●●●(前のメインバンク)を怒らせるようなことしました?」まったく心当たりがないので、「いや、何にも…。最近は特に連絡もしてませんし…」。…あえて、心当たりがあると言えば、このブログくらいか。でも、これも固有名詞は一切使ってないし、自分が誰かも名乗...
≫続きを読む
先日ここで書いたように、メインバンクが再生処理案に対して出した反対票…。実にめずらしいことだそうだ。もちろん、融資先が倒産して回収ができない状態になることは、貸している側からすれば腹が立って仕方がなくて当然。「倒産なんかしやがって!」と思って当たり前だ。メインバンクとしては、一番多くの債権を持つのだ...
≫続きを読む
夜、帰宅してふと夜空を見上げると、オリオン座…。冬だなぁ…って思う。子供の頃から冬の星座としてよく知る星座。去年の今頃もそんなことを思いながら同じように夜空を見上げていたと思う。この1年で、自分を取り巻く環境は激変した。会社は自分の会社ではなくなってしまった。星空は何も変わらず1年が過ぎたのに、自分...
≫続きを読む
ウチの一番下の娘が3歳で、今年七五三…。上の子供たちと違うのは、父親の環境が変わってしまって、なかなかお祝い事の予定が組めないこと。それでも、今の仕事の合間に写真を撮って、食事にも行ってきた。自分の両親と、東京の両親…、そしてせっかくなので自分の弟家族も呼んでの食事会。去年の大騒動から1年が経って、...
≫続きを読む
今日、11月19日は、前の会社の創業記念日だ。今さら、前の会社の創業記念日がどうとかこうとか言っても仕方ないのだが、そんな創業記念日の今日…、会社資産の競売手続き開始決定の通知が来た…ようだ。…ようだ、と言うのは、自分はまだこの書類を見ていない。前の会社本社建物の一角で現在も営業している元社員の店に...
≫続きを読む
今日はTVもラジオも、一日中小室哲哉氏逮捕のニュースを繰り返していた。こうして転げ落ちてしまった人に対しては、もう過去の出来事を引っ張り出してきてつっつくバッシングの嵐だ…。過去にどんなに成功している人でも、いや過去の成功体験が大きければ大きいだけ批判される。もうそんな感じ…。確かにその派手なお金の...
≫続きを読む
急に寒くなった。冬だなぁ…と感じる。1年経ったなぁ…。去年の10月末…。資金繰りに詰まって、支払ができなかった。支払先にそれぞれ一部金額を待ってもらった。長い付き合いのメインの取引業者さんには、支払を1カ月ジャンプさせてもらった。この取引業者さんはまるまる2カ月分を抱えて回収できなくなる所だったので...
≫続きを読む
先月半ば…、自分の会社の民事再生における再生計画の認可決定の通知を受けた。この再生計画に基づき、債権者に対する第一回配当金支払いを行う。先月から、今月12日までは、計画に基づき事業譲渡した会社の店舗業務がドタバタしていてどうにも自分の身動きが取れず、昨日(13日)からやっとこの前の会社の業務をこなし...
≫続きを読む
この1年で、いろいろなものが変化している。再生計画認可に伴う、配当金の支払いで、振込先等わからないことを債権者に問い合わせていく。担当者が変わってしまっているなんていうのはいくつもあって、メインバンクでさえいろいろ細かく確認しないといけない。政府系金融機関は名称がかわってしまっているので、振込口座名...
≫続きを読む
今年は、日々の行動を週単位で考えて動いて行こうとしているのですが、早くも4週目のスタートになりました。1年を52週で見て行こうという考え方で、いろいろな方の考え方を参考にしながら、あくまでもオリジナルな考え方でやっています。今年に入って、1週目、2週目は、この1年間所属していた会社の店舗業務で、3週...
≫続きを読む
会社を退職し、健康保険の資格を喪失し、…そしたら、子供が熱を出した昨日。今日、早速病院へ連れて行く妻に、「任意継続手続き中…」と言ってもらって子供を病院へ…。インフルエンザだそうだ。さあ、これで4人の子供たちと自分たちに次々にやってくる覚悟をしないといけない。で、今日その健康保険の離脱証明書が郵送さ...
≫続きを読む
ハローワークへ行ってきた。失業給付の手続きをしてきたのだが、ハローワークへ求職で行くのは初めてだ。今までは、求人の件で何度も行ったし、ハローワークの就職イベントにも企業として何度も参加した。だから、窓口で「ハローワークへいらっしゃるのは初めてですか?」との問いに、「はい初めてです」と答えながら変な感...
≫続きを読む
競売手続き中の本社事務所ビル…。1階の一部を弁当ケータリング店舗に貸している。貸しているとはいえ、月々の賃料はすべて裁判所の管理下にあるので、ただ事務的な処理をしているだけだ。ここに消防署の立入検査があるということで、建物全体も見せて欲しい…というので、立ち会ってきた。持主は一応自分の会社になるのだ...
≫続きを読む
午前中、金融機関さんを訪ねた。ウチよりも以前に倒産したある会社の連帯保証人として、両親が担保提供していた土地の件…。競売処理される件で、現状のことをいろいろ確認してきた。ダメになる時は、短期間であらゆるものを一気に失っていくものだ。ある…と思っていたものは、気づいた時にはなくなっているのだ。周りから...
≫続きを読む
今日は午前中に会計事務所へ行った。去年から営業店舗はすべて譲渡して、会社としての収入はない状態なのだが、会社の事業期の途中だったので、何もしないでいると自然とそれ以前の売上を基に消費税の予定申告となり支払いをすることになってしまう。その額は数百万円になる。現状、債権者に配当をした後なので、この額を支...
≫続きを読む
来週から、会社の本社ビル、創業店舗、駐車場の競売入札期間になる。今後、金融機関の担保になっている個人資産も順次競売手続きに入ってくる。こうなってしまっている以上、いずれはやってくることなのだが、いよいよそうした時期になるのだ。今日は裁判所へ提出するお金の動きの資料を作成する日。ずっとお世話になってい...
≫続きを読む
今日は昼間、ハローワークで失業給付についての説明会。先日、退職後初めてハローワークに行った時に、「詳しいことはこの説明会でお話しします…」と言われた説明会だ。だから、失業後の詳しいことについては何の説明も受けずに1カ月近くが過ぎたことになる。会場は満席。…で、最初にハローワークの現状について説明があ...
≫続きを読む
もうここまで来ると、精神的には落ち着いてしまっている。今、会社の本社事務所と創業店舗と実家前の駐車場が競売入札期間に入っている。本社建物は、土地付で建築価格の5分の1になっている。実家前の駐車場は、親戚知人等で誰か購入希望の方が出れば…と思ってはいたが、実家自体も今後競売手続きになっていくので、成行...
≫続きを読む
午前中、資格を取るために行く学校のオリエンテーションへ…。いろいろ話を聞いている時に、マナーモードの携帯が何度も“ブルブル”した。最近は、電話がめっきりと減り、1度も鳴らない日があるというのに…。一昨年の民事再生申立時は、連日50本近くの電話があったが、今年に入って継続会社を退いてからは電話はほとん...
≫続きを読む
今日は実家の競売調査に立ち会った。裁判所から執行官と調査員が来て、物件の調査をしていく。この調査を基に競売の評価額が決まるのだが、会社の物件から始まり自宅も含めて、この調査に立ち会うのは4回目だ。裁判所の執行官は、まず調査の説明をするが、自分は4回目になるし内容は心得ている。そんなことは知らない今日...
≫続きを読む
会社の本社事務所の競売に関して、入札期間が終わって、最終的に買い手が決まったのかどうか…?これが、持主にはどうに連絡が来るのかがわからなかったので裁判所に聞いてみた。…と、その答えは、買い手が決まったら、買い手から何らかのコンタクトがあると思います…とのことだった。つまり、一番高額の入札をした人にそ...
≫続きを読む
昨日開札期日だった会社の競売物件だが、今日裁判所に問い合わせると、入札がなかった…とのことだ。会社の本社建物と、創業店の店舗と、実家前の駐車場の3つの物件だ。今回入札がなかったということになると、次に最低競売価格を下げて再度競売手続きということになるようだが、果たしてどうなっていくことやら…。これで...
≫続きを読む
自分はこうしたブログにおいて、個人名を出さないことと、数字を明確に表さないことを意識している。良いこと、活躍を称えることとか、一般的なニュースで誰もが知る内容においては固有名詞を挙げたり、数字を示すこともあるが、自分の身の回りで起こっていることに関しては固有名詞と数字は出さない…。が、しかし、これは...
≫続きを読む
今日は暖かかった…。明日はもっと暖かいみたいだ…。先週は伯父さんのことで動いていたが、また通常の動きになっていく。先週亡くなった伯父さんは、倒産手続きをした会社との関係が深く、実際大きな迷惑をかけている伯父さんで、特別な関係の伯父さんだ。現実に債権者の担保物件の持ち主となっている部分もある。今後のこ...
≫続きを読む
自分の父親が認知症の診断を受けているということは何度か書いているが、いろいろ話をしていて確認しておきたいことが多数ある。そう思った時に即行動しておかないと…と、最近よく思うので、早速今日父親を連れて出かけた。まず、気になっているのが、保有していた“山の問題”。父親は、山に農場を持っていて、ここで果樹...
≫続きを読む
裁判所から出されている競売物件の閲覧データ…。ネットでもダウンロードできるのだが、自宅のデータを発見した。詳しい情報までダウンロードできるとは知らなかったのだが、妻方の両親から聞いたので自分でも見てみた…。家の詳細情報がすべて見られるのだ…。知らなかった…。確かに、物件調査に来た時に写真を撮ってはい...
≫続きを読む
今日は司法書士の先生と金融機関へ…。両親の持っていた土地を売却する手続きだ。売却にあたり、抵当権を抹消してもらうのだが、この抵当権はウチの会社が倒産する以前に倒産した知人の会社の債務の担保になっていたものだ。こうして他の会社の倒産の連帯保証人となっていた被害を抱えながら、自分の会社の倒産へと向かって...
≫続きを読む
子供たちは春休み…。昼間は実家へ預けることにしている。妻は4月から、勤めている保育園を変わることなる。31日までは今勤務している保育園へ行き、4月1日から新しい保育園へ行くのだそうだ。自分が倒産手続きをすることを決めて、すぐに仕事を始めた訳だが、何だかんだで1年以上が経ったことになる。家ではほとんど...
≫続きを読む
ここにきて、何だか寒い…。今日も寒かった…。一気に春かと思っていたが、なかなかそうもいかない。暖かければ、異常気象だ…と言い、寒ければ寒い!と文句を言いたくなる。ホント、自分たち人間は自分勝手だ。で、そんな寒かった今日…。強風のグランドで、子供たちの野球の試合…。先週、ウチの娘のミスで大苦戦して何と...
≫続きを読む
先日、子供たちと家の近所を散歩した。そんな散歩をするなんて、今の場所に住んで初めてのことだった。最初は何の気なしにただ歩いていたが、ふと今は誰も住んでいないであろう家がポツポツとあることに気付いた。同じ地域班で、何度か地区会費の徴収に伺った家が、売りに出される所で内装の修理をやっていた。「売り出し中...
≫続きを読む
本社事務所の整理…。来週、事務用品を知人の会社に譲るので、その前に必要なものを出しておくことになっている。建物は競売入札がなく、まだしばらくこのままのようだが、処分できるものは順次処分していくつもりでいる。で、使えそうな事務机をいくつか確保し、実家の空いている部屋に並べた。とりあえず、自分が何か作業...
≫続きを読む
一気に夏になったような暑さだ!まだ4月なのに…。つい先日までは、寒い…と言っていたのに、今日はまた地球温暖化を実感するのだから変なものだ。先日から競売手続き中の本社事務所を片付け出したのだが、古い机の中から封筒に入った「聖徳太子の1万円札」が10枚出てきた。思いがけない発見に驚く。封筒に書かれている...
≫続きを読む
できることはやっておこう…と思って。明日、今の自宅に引き続き住めるかどうかが決まる。いずれにしても、今の建物は自分の持ち物ではなくなる。そんなことはどうでも良く、引き続き住めるかどうか…が、問題なのだ。妻の両親が競売入札してくれているので、妻の両親への売却が決まれば、そのまま住んでいることができる。...
≫続きを読む
昨夜はよく眠れなかった…。裁判所での開札に間に合わないで、結果がわからない夢を何度も見て、その度に目が覚めた。自宅がどうなるかわからない…というのは、精神的に不安定で、落ち着かないもの。家族がいて、子供への影響がある場合は、その責任を考えると、苦しい…。そんな今日の自宅競売開札…。午前10時から始ま...
≫続きを読む
自宅の件から一夜明けて…。弁護士事務所には昨夜知らせて、今後やるべきことを聞いておいた。最高価買受人となった義父に、今後のことを知らせてお願いしておかないといけない。これから異議申立がなければ、売却決定期日に最高価買受人に対する売却が決まる…ということ。それまでは何もすることはないそうだ。このブログ...
≫続きを読む
4月7日のこのブログでも書いたが、固定資産税滞納の件…。営業権売却をした店舗の固定資産税の請求が、前の持ち主である自分の会社に来る…ということ。会社は整理に向かっているのだが、現段階では民事再生中である。清算型民事再生という形で動いているのだが、現在はまだ会社が存続している形になるので、滞納している...
≫続きを読む
先日、事務所内にあった机や棚を知人の会社に譲った。事務机をたくさんと、カウンター、書類棚等なのだが、購入時の価格で考えれば、1000万円くらにになる品物だ。今の自分たちの状況では、お金をもらう訳にはいかないので、譲るだけになる。引越業者さんが大型トラックでやってきて、運んで行った。この移動の前に、事...
≫続きを読む
倒産に、正しいもへったくれもないと思います。倒産は、関係する多くの方々に迷惑をかけるものであり、ないようにしないといけないのが経営者の責任です。…でも、万が一。危機的な状況に陥ったら…。もちろん、最後の最後まで再生のための手を尽くさないといけません。と、同時に、かける迷惑をできる限り最小限にとどめる...
≫続きを読む
今日は、朝9時から9時半の間にハローワークに行くことになっている日…。自分にとって初の失業認定日でした。ハローワークで、1か月に1度失業者の状況を確認する日です。この日にハローワークに行き、失業状況を認定してもらわないと失業手当は支給されません。で、自分は言われている時間よりもちょっと早めに8時半に...
≫続きを読む
倒産を決意し、申立をする「その日」のちょっと前…。ある小冊子を手にしました。それは、過去に倒産を体験した人のことが書かれている、明らかに倒産を決意した人に向けて作られている小冊子でした。どこかの県の再生支援機関が発行している小冊子のようでしたが、今になってはそれが何県の資料だったかはよく覚えていませ...
≫続きを読む
履歴書等に書く自分の学歴は、「大学中退」です。これ、正確に言えば正式な退学届を出してないので、「除籍」扱いになっているはずです。つまりは、正しくは「高卒」であり、「大学中退」とは違うことになるのですが、振り返れば自分の人生の中で多くの思い出が詰まっている「あの4年間…」が、まるっきり無視されるのは何...
≫続きを読む
倒産手続き申立から、539日目…。本日、義父と裁判所へ行き、競売落札に関係する必要書類を提出し、自宅が義父のものとなりました。民事再生申立の段階で、自分の自己破産を覚悟し、自宅等全ての自己資産を手放すことになることを仕方ないこと…とあきらめた訳ですが、あれから18ケ月を経て義父に競売入札してもらって...
≫続きを読む
6月に入って…。世間では、衣替え…。そして、アメリカでGMが破産法申請…。キャデラックと言えば、子供の頃のスゴイ車の象徴だったのに…。GMの申請した破産法11条というのは日本で言う民事再生法と同じだということで、規模や国は違うにしても自分がやってきたことと同じことらしい。夜のあるニュースで、「倒産す...
≫続きを読む
密かに、1件面接を受けてきた。まあ、とにかく失業手当をもらうためには就職活動をしないといけないので、いろいろと情報を見ながら気になった求人募集に応募したりしている。43歳という年齢もあるが、自分の過去の経歴をどう判断するかで企業側の対応が分かれる。最初の企業では、応募した職種とはまったく別の、債権者...
≫続きを読む
「債権者」とは、つまり倒産時に支払いができなくなって、迷惑をかけてしまう先のことです。この「債権者」の中に、闇金や恐い筋からの借入が入っていると、問題はややこしくなります。会社のお金のやりくりが苦しくなってくると、経営者はいろいろな方法でお金を工面することになります。金融機関から融資を受けたり、取引...
≫続きを読む
自分には、妻と4人の子供たちがいます。倒産手続き時、子供たちは上から小学4年の娘、小学1年の双子の息子、そして一番下の娘は2歳でした。いよいよ倒産手続き申立を決意し、弁護士さんと指導専門コンサルの方と準備を始めましたが、この準備は会社幹部にも知られないように、経営者である自分と会社創業者である自分の...
≫続きを読む
こうして民事再生申立からはや7か月ちょっと…。進展している部分と、まるで動かない部分とある。事業の方は、それぞれの店舗がスポンサー会社に引き継がれて営業している訳で、落ち着いている。問題は、処理の部分だ。閉店した店舗はを含めて、自社物件の不動産がそのままだ。いつ、どうに動いていくのかよくわからない。...
≫続きを読む
実は、明日からある福祉の企業で働くことになる。当面は、自分自身で何かをして動いていくことは問題がありそうなので、しばらくは静かにひっそりと仕事をしようと考えている。ということで、いろいろ考えて「福祉」の世界を体験してみたいと思った。正直、この数年の自分は、周りの人たちに大きな迷惑をかけた。もう一度自...
≫続きを読む
今日から、某福祉企業で勤務開始…。とは言っても、資格取得のための実習が残っていて、その実習を勤務する福祉企業さんの部門で受けることになっている。で、今日は訪問介護の同行実習だ。まあ、何をするにしても、自分の過去は聞かれる訳で、今日は同行させてもらった指導員さんに案の定いろいろ質問された。「前は何をや...
≫続きを読む
う〜む。…こういうことも考えてはいたが、いざ現実のこととなると、何とも残念だ。2年前に民事再生申立による倒産手続きを始め、会社資産と連帯保証人である自分と両親の個人資産を売却してきたが、まだ残っている土地と建物…。順次、動いていく競売手続きで、会社の本社事務所と両親自宅前の駐車場の競売開札が今日あっ...
≫続きを読む
昨日の競売結果が心にひっかかっている。正直、結構ショックを受けている。入札した叔父さんには電話で現状を伝えた。「金額を今から変えることはできないのか…?」と言われた。気持ちはわかる…。でも、それはできない。考えてみれば、こう思って競売で競り負ける人も数限りなくいる訳だ。とにかく、本社建物と実家の駐車...
≫続きを読む
今日は仕事が休み…。ということで、4人の子供たちと丸1日過ごす。自分の休みと、子供たちの予定が何もない日というのは、まずない。子供たちは野球だったり、友達との約束だったりで、4人全員が自分と丸1日過ごすことなんてなかなかないのだ。妻は仕事なので、本当に自分と4人の子供たちとの丸1日…。ただ、自分には...
≫続きを読む
今の仕事の後、倒産処理中の会社の裁判所報告書類作成の為、先日売却決定した本社事務所へ行った。県の指導コンサルTさんとの作業。2年前の倒産手続き申立から毎月続いている作業だ。こうした作業も、どうやら会社の清算処理が認可されたようで、近々終わりになるようだ。そして、今日気付いたのだが7月は前の会社の決算...
≫続きを読む
この夏休みの宿題で、小学6年生の娘が書いた作文を見た。「私のお父さん…」という題名。自分が家で話す“今の仕事”のことが書かれていた。父親の仕事が大きく変わって、子供たちがどう感じているのかが正直不安で、よくわからない。友達同士で、何か言われることはないのだろうか…?嫌な思いをしたりしてないのだろうか...
≫続きを読む
今月末に実家の競売入札期間に入る。果たして、どうなるのだろう…。実家には両親が住んでいるが、父親は認知症の症状があり、「この家で死にたい…」と言っている。誰かの手に渡ることになれば、この家から出なければならない。会社が倒産手続きを申請し、経営者である自分と、債務の連帯保証人である創業者の両親はすべて...
≫続きを読む
弁護士事務所から、民事再生申立時に裁判所に支払った予納金の払い戻しがあるとの連絡が来た。この払い戻しで、会社の財産額が決まって、債権者に最終配当をするとのことだ。これで、最終配当後の会社債務の最終残額が決まって、会社の連帯保証人である自分が責任を取って自己破産して…ということで、倒産処理の終了になる...
≫続きを読む
今日は、今の仕事は休み…。どうしようかと思っていた…。裁判所へ行って、開札を見るか…。今年になって、自分が結果を心配する3回目の競売だ。1回目は、自宅…。これは、妻方の父に入札してもらい、競合もあったが何とか落札してもらえた。2回目は、実家前の駐車場…。ここは、叔父さんが入札したが、ダメだった。そし...
≫続きを読む
昨日の両親の実家の件で、自分自身精神的にとても楽になった。何だか、ひっかかっていたことから解放された気分…。会社資産の処理についてはまだやることがあるのだが、自分の中ではほぼ終わった感がある。会社の本社事務所が先月売却されて、事務所内に残っている家具類について、新しい購入者から使用権利の要求があった...
≫続きを読む
散髪の後、叔父さんの家に寄って来た。競売で競り負けた土地を半分買ったということで、その話を聞いてきた。競売で買い受けた不動産屋は、落札額と同額に近い価格で半分だけ叔父さんに売った訳だ。つまり、元を取って、残った土地を更に販売する。いつまでもこれを悔しがっていても仕方がない…。叔父さんとも、そんな話を...
≫続きを読む
今日は倒産処理に関して、ずっと手伝ってもらっている先生の所へ…。今の仕事が終わってから、この先生の事務所へ行って来た。毎月裁判所へ提出するお金の動きなのだが、先月はまるっきり動きはない。会社に残っているお金を最終的に債権者に配分して会社を清算して終わりになるということなのだが、それをいつやるのか…。...
≫続きを読む
携帯着信に、懐かしい名前が…。倒産した自分の会社時代にお願いしていた店舗の設計士さんだ。「…いやあ〜、お久しぶりです」と電話に出た。何でも、携帯のデータが消えてしまって、今まで一度も連絡できなかった…ということを言われ、今回の電話も厨房機器会社の社長さんに聞いて自分の電話番号を教えてもらった…とのこ...
≫続きを読む
今、自分は軽自動車に乗っている。以前はいろいろと高級車と言われる車にも乗っていたりした…。でも、今は軽自動車。先日、渋滞で止まっている自分の車の前に、黒塗りの高級車が割り込んで入ろうとしていた。見ると、知っている社長さんの車…。中からサングラスをかけてちょっと手を挙げるその社長さんの姿が見えた。もち...
≫続きを読む
車の点検で、販売店へ…。点検中、知り合いの営業マンとあれこれと話す。「今年は、去年よりまた一段と厳しいよ…」と言っている。今の自分は、去年と仕事を変えてしまったので、実際の消費者の動きが前と比較してどうなのかがわからない。こうして、外部の人と話すのは貴重だ。…と、その人が「そうそう、これ見つけておい...
≫続きを読む
「あの時の、あの失敗が…」ということで先日取材を受けた。倒産に至る経緯の中で、今にして思う「あの時のあの失敗」という出来事を質問されたのだが、こうした質問で自分が上げるのは、経営状況が悪くなった中で一発逆転を狙った新店出店のことだ。一発逆転を狙うのでなく、現状の店舗の状況改善に集中すべきだった…とい...
≫続きを読む
住んでいる自宅の競売問題が一段落になり、そのまま住み続けられるようになった我が家だが、複雑な問題はいろいろとあるものだ。地域の子供会の役員を引き受けていたりしていたが、倒産手続が動いている間は、何ひとつ協力できないような状況になる。去年のそんなこともあり、個人的にできることは引き受けよう…と思って、...
≫続きを読む
昨日は、あまりに眠くなってしまって、あたり障りのないことを書くしかできなかった。というのも、そろそろ、書いておこうか…ということを書きたいと思ったのだが、なかなか頭の中で文章がまとまらなくて…。会社の民事再生申立てをして丸2年が過ぎ、自分自身もすでに別の仕事に就いて、現状の生活は何とかやりくりできそ...
≫続きを読む
自分は毎朝7時に起きるのだが、起きてカーテンを開けると上ってくる太陽が見える。この太陽の位置が、日に日に東に動いている。日の出の時間もどんどん早くなっていて、1月の頃はちょうど日の出の瞬間が見えたりしていたのだが、それが今はだいぶ上に上がっている時間が7時になった。季節がどんどん変わってきているのが...
≫続きを読む
自分のやっていた会社の店舗を引き継いだのは、4つの会社。そのうちの1つ、1店舗を引き継ぎ営業していた会社が倒産したようだ。この会社の店舗に対しては、去年ちょっとだけ手伝った。メニューを作ったり、チラシデザインを手伝ったりしたのだが、ここの社長さんの考え方が根本的に違っていたので、すぐに手を引かせても...
≫続きを読む
ふと気付けば…、ひな祭りじゃないですか…。自分にとって、ひな祭りは、寿司が1年で2番目に売れる日…。特に田舎の地域に行くほど、この傾向がハッキリ出たことを思い出す。そんな今日は、今の仕事は休み…。で、先日連絡をもらっている、閉店した店の周辺を見に行って来た。この地域に行くのは何ヵ月ぶりだろうか…。閉...
≫続きを読む
去年、ふと見ていた野球雑誌に甲子園球場リニューアル工事に伴い、レンガにメッセージを残そう…というイベントが出ていて、家族の名前を刻印して残すことにして、申し込んでいた。で、今日、そのメンバー証明書が届いた。2年半前の会社倒産処理から、家族はいろいろな出来事に精神的に振り回された。そんな中で、子供たち...
≫続きを読む
4月から双子の息子が転校する小学校の少年野球チームに、入団申し込みに行った。二人は自分の実家から小学校に通うことになるのだが、今日はその通学路も二人に教えようと思って、実家から歩いて行った。自分が子供の頃に歩いていた道…。何十年ぶりに小学校まで歩いた…。自分が子供の頃にはなかった新しい道ができていた...
≫続きを読む
昨日の休日に昼食を食べに寄った焼肉屋さんで、知っている業者さんにバッタリ会ってしまった。納品に来たところらしく、お互いに「あれ…?」という感じだった。それでも、自分は昔とはまったく違ういでたちでその場にいたので、向こうは「あれ…?」と感じている間に自分がその場を去ってしまったと思うので、果たしてどう...
≫続きを読む
『後悔』とは、「できなかった」という結果に対して抱く感情ではなく、「やらなかった」というプロセスに対して抱く感情である…。自分自身、何度となくそんなことを周りの人に言ってきているが、改めて自分の人生を振り返ってみて、そんなことを感じる場面がある。倒産手続きをして、ここまでやってきたことに対しては何の...
≫続きを読む
昔から行きつけの床屋さんへ…。自分の倒産手続直後は、話す話の内容でギクシャク感があったが、今ではもうほとんど普通に会話をしながら散髪している。床屋さんも、聞いてはまずいと思われる部分は心得ているようで、前の会社のことに関してはあまり深くは聞いてこない。お互いに、会話のポイントがわかってきていて、以前...
≫続きを読む
転校するウチの子供(双子)の野球…。今日の試合は、0対6で完敗した。…そして、このチームでの双子の息子の活動は終わった。自分は、仕事で見には行けず、妻からの電話連絡で試合結果を知った。試合後に、サプライズがあったとのこと…。チームの試合が4試合目で、次の試合がなかったため、そのまま球場を使わせてもら...
≫続きを読む
昨夜、子供たちを寝かせるのに、一緒に布団で横になったら、そのまま眠ってしまった…。気付いたのが、午前3時…。驚いた!で、せっかくだから…と、そのまま寝ることにした。今日の睡眠時間は、8時間…。感動的な睡眠時間。思えば、経営者時代の睡眠時間を考えると、こんなに眠れる時が来るなんて思ってもみなかった。4...
≫続きを読む
子供たちを連れて、大型ショッピングセンター(SC)へ行った。この大型SCには、自分が出店した店があった。倒産処理後、利益確保可能店舗であるこの店は、3店舗を引き継いだスポンサー企業さんへ移った。そして先月、この店が閉店撤退したとの話を聞き、今日その後初めてこのSCへ行ってみた。店舗があった場所は、す...
≫続きを読む
どう表現したら良いのだろう…と、いつも考えているのだけど、これだけは何とも難しい…。自分が感じている『人生の面白さ…』なんだけど…。例えば、季節のように…。これから暑い季節に変化していく訳だが、変化していく過程では、暖かかったり、寒かったり…を繰り返していき、ある時をきっかけに一気に暑くなる。寒くな...
≫続きを読む
久しぶりに、弁護士事務所から連絡が来た。会社の清算結了の手続きについてだった。民事再生申立てが、2007年11月だったから、2年半たってやっと最終段階になったということ…。会社の最終処理が終わらないと、経営者である自分の個人破産ができない。つまり、これまで自分は、何とも中途半端な生殺し状態でいたのだ...
≫続きを読む
朝から、両親と3人でお出かけ…。両親と3人で出かけるは久しぶりだが、行先は弁護士事務所…だ。民事再生申立てから2年半が経ち、営業店舗はスポンサー企業に売却し、会社資産は競売にかかり処分し、やっと清算結了…という所まできた。会社に残っていた資産をすべて処分し、会社の連帯保証人である自分と両親の資産をす...
≫続きを読む
今日の午後、話をさせて頂いてきた。集まっていたのは、中小企業診断士の方々…。自分の倒産体験について話をした。倒産手続きにおいて、指導して頂いた方からの依頼だったが、自分のこれまでのことを振り返る意味でも、良い機会だと思ったので…。話した内容は、このブログのどこかしらに書かれていること。このブログも、...
≫続きを読む
競売にかかっていて、最後まで残っていた店舗の土地・建物の買受先が決まったようだ…。この残っていた店舗は、会社の創業店で、土地は親族の土地…。この土地が銀行の担保に入っていたことで、親族問題が複雑にからんで、倒産前の数年間は会社の業績不振がどうのこうのと言う前に、この親族問題を何とかしないと会社での決...
≫続きを読む
このところ、現実の世界の厳しさを感じることが相次いだ。競売で買い手がつかずに、そのままになっていた店舗がついに売却された。それも、驚くような安値で…。そして、営業が引き継がれた過去の自分の店が連続して閉店した。引き継がれた店舗が営業を続けているうちは、何となく気なって店の前を通ってみたりするのだが、...
≫続きを読む
自分の倒産を振り返った時に、ふとあるシーンを思い出した。1998年…、大型焼肉店を出店した時のことだ。この店舗の建築を含めた開業投資額は、1億5千万円になった。この出店から、その後会社の出店時の投資額が、常に1億円を超えるようになった。出店時の投資額が一気に大きくなって行ったのだ。それまでの出店は、...
≫続きを読む
今日で8月が終わり…。また今年も年末に向けての流れになっていく…。以前の自分の会社の業務では、9月からは年末商品の取り組みが本格化していたので、どうしてもこの時期になると年末を意識する感覚になってしまう。今はもうそんなことを意識しなくても良いのだが…。先月、市内の飲食企業さんが倒産した。市内では、知...
≫続きを読む
車の点検で、販売店へ行き以前から知っている担当者と会ってきた。自分が倒産後に、スポンサー会社を通して知った方だが、あれこれと話してきた。エコカー減税が終了した後、ガクッと車が売れなくなったそうだ。この減税終了時に、手続きが終わってなかった購入者の処理が大変で、メーカーと販売店とで負担する金額が数千万...
≫続きを読む
久しぶりに弁護士事務所から連絡が来た。どうやら、最終的な処理になるようだ…。で、不足している書類の確認…。自分と、両親…、会社の債務の連帯保証人になっている3人が、最終責任を背負って終わりになる…。すでに、個人資産はすべて処分してきたが、その証明を提出しないといけない。現在の預金も、現在の給料もすべ...
≫続きを読む
弁護士事務所に提出する書類を揃えた。とりあえず、最終処理まで行かないと、何とも落ち着かない…。それにしても、倒産処理の申立てから丸3年になるのだ。3年…。ホント、いろいろなことがあった…。そんな今日…、実家にいると、玄関のチャイムが鳴った。母親が出ると、「●●●●の△△と申しますが…」と、倒産した会...
≫続きを読む
寒い…。いよいよ、本格的な寒さがやってきたか…。今月はやることがいろいろあって、個人的にも時間が欲しいのだが、なかなか時間が足りない。結局、夜にコツコツとやるしかない…。競売で売却された土地に家が建つようだ。倒産した自分の会社の従業員駐車場として使っていた土地だ。工事が始まっているのだが、いろいろと...
≫続きを読む
デイサービスの送迎で、あるおばあちゃんの家へ行った。コタツに入って、TVを見ていたおばあちゃん…。ふと見ると、テーブルの上に置いてある湯呑茶碗が…。…かつての自分の店で、敬老の日に配った湯呑茶碗だった。回転寿司店で普通に使っていた湯呑茶碗…。店舗名が入っている、毎日使っていた見慣れた湯呑茶碗…。こん...
≫続きを読む
インフルエンザになった娘の熱が高かったこの2日間、妻が娘と一緒に寝ていた。で、自分が他の3人の子供たちと一緒に寝て…、そんな訳で子供と一緒に布団に入って、そのまま寝てしまった。いやあ、グッスリと寝た2日間だった…。今の仕事になって、…社長じゃなくなって、何が変わったって、睡眠時間が増えたことだ。毎日...
≫続きを読む
3月になった…。月が変わると、またいろいろな流れが変わることがある。良い流れが来るか、悪い流れになるか、それはわからないのだが、どっちにしろ自分にとって必要な流れがやって来るものだと考えている。で、そんなことを感じる流れがあったかも…。まず、弁護士事務所から連絡が来た。…まあ、驚くことだが、自分の個...
≫続きを読む
ひな人形を片づけた…。毎年、3月3日が過ぎた後の、最初の自分の休日に片づけている。片づけながら、いろいろ考える…。次に箱から出る時には、何かが変わっているのだろうか…?箱の中に、1枚の名刺が入っている。2年前、自分がその時の心境を忘れないようにしようと思って、箱の奥に入れておいた名刺だ。その時、自宅...
≫続きを読む
会社倒産処理に関連しての個人の整理だが、先月になってやっと動き出した…。それも、裁判所から管財人を立てるようにということだったが、自分の現在の生活の中では、そんな費用を出すことはできないということを伝えた。それに関して、弁護士事務所が以前に預けた個人処理費用の中から、この分を充ててくれるということに...
≫続きを読む
子供が寝るときに、5歳の娘と一緒に布団に入って寝かしつけるのだが、最近は自分も一緒に眠ってしまうことが多い。深夜に目が覚めて、それから起き出してPCを広げたり…、本を読んだり…という日が多い。目が覚めても、眠気が強い時は、思い切ってそのまま寝てしまったり…。昨夜はそんな勢いで、眠ってしまった。…その...
≫続きを読む
倒産した自分の会社で、取引があったガソリンスタンド…。社用車のすべてが、このガソリンスタンドを利用していた。ずっと利用していたガソリンスタンドだったので、給油時にはここの所長や社員さんとよく話していた。民事再生申立時、債権者として債権額の申請があった。事務所へ所長が来ていたのを覚えている。その後は、...
≫続きを読む
久しぶりの裁判所…。裁判所に入る時は、何とも緊張する。これまでも、民事再生申立時や、自宅の競売買受人決定時や、いつもかなりの緊張状態の中にあったことばかりなので、この場所に行くと条件反射のように息苦しくなる。今日は個人の破産手続きが管財人事件になっていて、その債権者集会になる。会社の清算手続きが終わ...
≫続きを読む
今にして思えば、迷惑をかける規模を少なくするための決断だった…。あの段階で、民事再生申立をする必要があったのだろうか…?と考えることがある。でも、あの段階で踏み切っていなかったとしたら、その後もっと多くの迷惑をかけることになったかもしれない…。ただ、もしかしたら、そこまで行かずに持ち直していたかもし...
≫続きを読む
弁護士事務所へ行く…と一言で言っても、現在は申立弁護士と管財人弁護士と、二つの弁護士事務所との関係がある。で、今日は申立弁護士の事務所へ…。先月裁判所で行われた債権者集会で、自分と自分の父親の自己破産の件がほぼ終了…となる予定だったが、父親が持っている一部の資産が残っていて、その処理が済むまで継続と...
≫続きを読む
日曜日の休日は、子供の野球へ行く…。今の仕事に就くようになって、こうした生活ができるようになった。経営者時代には考えられなかったことだが、家族のために使う時間は格段に増えた。まあ、収入は格段に減った訳だが、こうした時間が増えたことで、心は癒されている。ウチの子供たちは、長女が中学校で野球部だし、長男...
≫続きを読む