倒産社長!再起への「道」!!


data-ad-client="ca-pub-4024971683053743"
data-ad-slot="4307782515">



「私の高校時代…。」その23

レコードデビュー前の歌唱テストに落ちてしまった自分…。
この段階でのデビューは見送られて、再度デビューのためのトレーニングを受けるように言われた。
しかも、このレッスンには費用がかかると言う。
どうしようか…?と思った。
両親に相談してお金を出してもらおうか…とも思ったが、自分自身の中で歌手でやっていく自信は崩れてきていた。
芸能界で仕事をするにしても、歌手ではちょっと…、という気持ちだった。
事務所に対しても、どうなんだろう…?という不信感、不安感が募ってきていた。
とにかく、とりあえずは東京に出ないことには何も始まらない…、という気持ちで、であれば大学受験をしてみようか…、という気持ちになってきていた。
年齢を考えても、もうアイドルにこだわることはやめようと思った。
こうして、レッスン料を払ってのトレーニング継続はキャンセルして、大学受験に向かうことに自分の気持ちを転換させた。

 

それにしても、あの芸能事務所…。
本当にデビューさせる気はあったのだろうか…?もしかして詐欺か…?でも、実際デビューした人もいたし…。第1弾でデビューさせた歌手が失敗したので、その後の手が打てなくなったのだろうか…?
いや、ただ単に自分の歌唱力の問題か…?
とにかく、こうして、アイドルデビューのタイムリミットと考えていた18歳を過ぎてしまっている現実を受け止めて、自分のアイドル歌手デビューへの挑戦は幕を閉じたのだった。
1983年、高校3年生の秋だった…。

 

この時期から、一気に受験生モードに意識を切り替えて受験勉強に身を入れ始めたのだが、この時期では遅すぎることは目に見えていた。
とりあえず、できるだけのことをやって、それでどこかに受かればラッキーだし、ダメなら浪人するつもりだった。
浪人するにしても、東京へ出て浪人しよう…と、それだけは決めていた。

 

数年後、用事であの芸能事務所があった駅で降りた時に、事務所があったビルへ行ってみたことがあった。
すでにそこには、別の名前の会社だか事務所が入っていた…。
今でも、あの時のことを思い出すと、よくわからないことがいろいろとあるのだが…。
今となっては、真相は謎のままだ…。

 

 

(2015年11月24日発信)


HOME プロフィール THE 倒産! Message お問い合わせ