THE 倒産!


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『後悔』…?

『後悔』とは、「できなかった」という結果に対して抱く感情ではなく、「やらなかった」というプロセスに対して抱く感情である…。

 

自分自身、何度となくそんなことを周りの人に言ってきているが、改めて自分の人生を振り返ってみて、そんなことを感じる場面がある。
倒産手続きをして、ここまでやってきたことに対しては何の『後悔』もないのだが、その決断に至るまでのプロセスにおいては、いろいろと思うことがあったりする。

 

今日、頼まれていたことがあって、閉店したままの状態になっている創業店舗に寄った。
この店は、閉店し競売にかかっているが、未だに買い手がつかないでそのままになっている物件だ。
2007年12月26日に閉店し、そのままの状態になっている。

 

電気が点かないので、夜には中に入れない。
今日は、自分の出勤前に寄ってみた。

 

…鍵を開け、薄暗い中に入る。
何度か、こうして店内に入ったことがあるが、最近はまったく来ていなかった。
閉店時のまま、残されている機材や食器類。
使えるものは、他者に譲ったりしてきたが、それでもまだ残されているものがたくさんある。
今月、新しく店を開店させる予定の業者さんから、使えるものを譲って欲しい…との話があったので、確認に来たのだ。
欲しい…と言っていた機械の付属品は、使えそうになかった。
まあ、あれこれと見ていたが、営業していた頃のことが思い起こされた。

 

あの時の、あの場面に戻ることはできないのだ…。
当時、この店に関わっていた人たちは、今それぞれどうしているのだろう…。

 

出勤前だったので、そんなにゆっくりはできずに店を出たが、まだまだ片付けきらない問題が数多くあることを再確認した。

 

あの時の決断に後悔はないが、その決断に至るまでのプロセスには…、いろいろと想うことがある。
何かしら行動を起こしたことに対しての後悔はないのだが、行動しなかったことに対しての想いは、ずっと残る…。

 

すべての体験を、今後の自分の人生に活かしていかないといけない…。

 

 

(2010年3月13日発信)


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