THE 倒産！

「民事再生」手続きをして2〜3週間くらいすると、大量の郵便物が送られてきた。
内容証明、配達証明付きの郵便物で、まずその量に驚いてしまう。
中身は「金を返せ」というものだ。
金融機関、リース会社…等、会社取引においては、すべて自分は保証人になっているので、これはどうしようもない。
ただ、家族にしてみれば、精神状態によくないだろう…。
子供から「手紙がいっぱい来たよ…」と電話がかかってきた。
子供なりに驚くだろうし、不安になるだろう。
何しろ何十通という数になるのだから…。
中には、裁判所から出頭命令の通知まで来ている。
リース会社が、自分を被告人として訴えたのだ。
まあ、これも仕方がないが、実際はこのリース物件は、スポンサー会社に引き継がれる店舗のものとして利用されていく予定なのだが、この時点でこんな訴状が届いてしまっている。
…ということで、早く自己破産した方が良いのかもしれない。
…と、結局は経営者を早く追い込んでしまうと、早く破産手続きを取ることになって、相手方にとってもあまり良いことにならないように思うのだが、どうなのだ。

（2007年12月23日発信）