介護生活 119番!


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「気配」と「心配」…。

外食産業の店舗におけるサービスで大事なことと、老人介護施設のサービスで大事なことは、同じだ。
外食の店舗で、自分がメンバーに対して話をする時に、大事なこととしての順番を次のように説明していた。

 

1.「身だしなみ」「言葉づかい」
2.「姿勢」「基本動作」
3.「笑顔」「元気」
4.「気配り」「心配り」

 

ごくごく基本的なことになるのだが、第4段階の「気配り」「心配り」とはどういうことか…ということを説明して、この部分まで意識できるようにしよう…という話をしていた。
「気配り」「心配り」を説明する時には、それぞれの文字の「気配」「心配」の意識を説明した。
「気配り」とは、「気配」を感じることであり、「心配り」とは、「心配」することだと…。

 

老人介護施設においても、まさにこれが大事になる。
小さな物音や様子で「気配」を感じることは大事だし、基本的に利用者さんに対しては「心配」することを意識しないといけない。

 

今日、ある利用者さんが夕食時にホールの畳部分にあるこたつに入ったまま起きてこなかった。
この利用者さんは徘徊がひどい方で、職員も手を焼くことが多いおじいちゃんだ。
夕食を食べずに寝ているおじいちゃんに、職員はイライラする。
つい言葉がきつくなって、食事を食べさせようとするのだが、そんな様子を見ていて何となくいつもと違う感じがした。
で、熱を測ってみたら38度を超えている…。
何かいつもと違う様子に気づいたら、心配することを基本に考えてみることだと思う。

 

あれっ?…と思ったら、まずは心配してみないといけない。

 

 

(2010年1月14日発信)


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