介護生活 119番!


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家族がいても、いなくても…。

介護現場における問題はいろいろとあるが、生活保護の施設入所者の方が病気になった場合…。
どこまで医療行為を施すのか…、ということ。
延命治療というのは、その人に生きてほしい…という気持ちを持つ人がいる場合に施すものかと思う。
家族もなく、国のお金で生活している人の場合、何とも難しい判断になる。
人の命…。
生きられる可能性のある人には、最善の方法で長く生きられるようにすることが正しいのか…。
自力で食べられなくなった人は、自然に体力が衰え、命が尽きていくものだが、今は胃に直接栄養を流し込むことができる。
この「胃ろう」治療については、TV等でもその是非が問われている。
昔は確実に生きられなかった状態の人が、今は生きることができる。
医療技術が進んでいる今、どこまで医療行為を行うのかという問題は、本当に難しい。
人間は、必ず命尽きるものなのだから…。
医者は治療するのが仕事になるので、治療方法を提案するが、その治療にはお金がかかる。
誰がその費用を負担するのか…、という問題。
最終的には、本人に一番近い家族の希望が最優先されることになる。
では、家族がいない場合は…?
そんな利用者さんが、施設にいる。

この人は、生活保護の方…。
施設側としては、情もあるし治療を考えたい。
でも、この方が生き続けることで、国のお金が使われていくのだ…。
無理に治療しない方が良いのか…?
会社にしてみると、今度はビジネス的な考えから治療を望む。
利用が続くことを望むから…。
…と、家族がいない高齢者は、いろいろな人の考え方の中で振り回される。

 

そうかと思えば、子供同士で資産目当てに奪い合われるおじいちゃんもいる。
家族がいても、いなくても、それぞれの人に様々な問題がある。

 

そんなことが、日々次々に起こる。
まあ、もうちょっと詳しく書きたいこともあるが、いろいろ難しい問題も多いので…、また機会があれば…。

 

 

(2011年1月4日発信)


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