介護生活 119番!


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救急車を呼ぶ…!

日中はデイサービスにいることが多いのだが、デイサービスの送りの送迎時間が近づいた頃、老人ホームの職員が走ってきた。
老人ホームにいた利用者のおばあちゃんが、おやつを喉につまらせた!…とのこと。
すぐに、デイサービスの看護師が駆けつけ、自分も行ってみたが、おばあちゃんが目を見開いて紫色の顔色になっている!
職員が、おばあちゃんの口に手を入れてつまっている食物を取り出そうとしている。
別の職員は救急車を呼んでいるところ…。
また別の職員は、おばあちゃんを後ろから抱えて、お腹を圧迫して吐き出させようとしている。
自分がお腹を圧迫している職員と代わって、胃のあたりを強く押すことを繰り返した。
何度かこれを繰り返しているうちに、おばあちゃんが「ウッ!…ウッ!…」と声を出し始めた。
顔色も少し変化してきた感じがして、大きな声でおばあちゃんを呼ぶ…。
どうやら、気道は確保できたようで呼吸を確認したところで、自分は施設の外へ出て救急車を待った。
救急車が到着し、救急隊員に状況を説明する。
この時には、おばあちゃんは救急隊員の問いかけに返事ができるようになっていた。
とりあえず、ここまでを確認して、デイサービスに戻る…。
で、送迎へ…。

 

救急車で運ばれたおばあちゃんは、夜に無事施設に戻ってきた。
とりあえず、居室に在宅酸素が置かれることになったが、大丈夫とのこと…。
が、ろっ骨を何本か骨折してしまったとのこと…。
つまった食物を吐き出させようと、お腹や胸を強く圧迫したので、折れてしまったようだ。
でもまあ、ホントよかった…。
最初の顔色を見た時には、ダメだ…と思った。

 

しかし、戻ってきたおばあちゃんは、救急病院で検査をしただけで戻ってきたという…。
こういう状況で運び込まれたのに、点滴で栄養補給や水分補給をしておいてもらわないと、施設に戻してどう栄養や水分を取らせろというのだ…?
点滴は何もしていない…ということで、夜勤の看護師が怒っていた。
そうだようなぁ…。
こんな状態で、いきなりすぐに水分や食べ物を口から食べさせろ…というのか?
どうなんだろう…、これ?

 

 

(2011年4月28日発信)


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