介護生活 119番!


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大学病院の対応に対して…。

今日の日曜日は、出勤…。
老人ホームで、主に事務作業だ…。

 

夕方、1日の仕事が終わる頃になって、あるおじいちゃんが今日1日排尿がないことで騒ぎになる。
本人は、自分の意思表現はよくできない方で、下腹部を触ってみるとかなり張っている感じで硬い。
このまま様子を見る訳にはいかないだろう…ということで、主治医の携帯電話に電話をする。
すぐには連絡が取れなかったのだが、しばらくして電話がかかってきた。
状態を伝えると、どこかの救急対応病院で処置してもらった方が良い…とのこと。
市内の大学病院の連絡先を教えてもらって電話をするが、この大学病院では対応できない…と言われた。
どこか別の医療機関を紹介してもらえないか尋ねるが、軽くあしらわれ断られてしまった。
仕方がないので、市の夜間救急病院紹介電話に連絡して、病院を紹介してもらった。
ただ、ここで紹介してもらったいくつかの病院は、施設からおじいちゃんを連れて行くにはあまりにも遠すぎる…。
いろいろと考えてみて、施設の近くにある大きな病院へ片っ端から聞いてみることにした。
で、最初に電話をした病院で、受けてくれる…とのこと。
ありがたかった…。
電話で何度もお礼を言って、「15分くらいで行きます」と伝えて、車を準備…。
部屋のベットで寝ているおじいちゃんを車いすに乗せようとした時…、あれ?…。
紙オムツの前の部分が盛り上がっている感じが…。
オムツを外してみると、当てているパットがしっかりと水分を含んでいる…。

 

出た…。

 

ホッとすると同時に、あれだけ大騒ぎしてやっと受けてくれる病院を見つけたのに…と、心の中でズッコケる。
すぐに、病院へ電話をして…、「すみません。出ました…」と伝える。

 

まあ、何とも良かったのだが、落ち着いて考えてみると、最初に断られた大学病院に対してちょっとどうなんだ…という感じがある。
こういう大学病院は、救急車等の患者しか救急対応は受けないのか…?
しかも、軽くあしらわれるように断られた!
それに比べて、受けると言ってくれた病院…。
ありがたかった…。

 

施設においては、夜間の緊急事態は、常に考えておかないといけないことだ。
ということで、自分の頭の中には、今日の対応がまた一つインプットされた。
とにかく、今日断られた大学病院は、何かしらの時の対応で良い印象がないのだ。
断るにしても、困っている人に対して、軽くあしらうような対応は、何とも腹が立つのだが…。

 

 

(2011年6月6日発信)


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