倒産社長!再起への「道」!!


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「私の高校時代…。」その5

ボクシングの練習に明け暮れていた自分にとって、中学時代の友人がTVに出て「ものまね番組」で優勝したことは大きな衝撃だった。
この友人は中学の頃から西城秀樹のものまねがうまかったのだが、まさかTV番組で優勝するなんて…!
「負けず嫌い心」の強い自分は、自分も何かものまねはできないだろうか…?と考えた。
ボクシングに興味を持ってから、「チョッちゅね〜…」とか具志堅用高のマネをしたりはしていたが、とてもTV番組で披露できるようなモノではない。
何かものまねを見つけないと…と、何だかものまね番組に出ることが自分の目標になっていたのだった。
もちろん、ボクシングも頑張って練習していたが、TVに出たくて仕方がなくなっていたのだ。
こうして、ボクシングの練習の後、自分の部屋でものまねの練習をするようになって、今から思えば何ともくだらないことで忙しい日々を送るようになった。
この練習の結果、当時のアイドル「沖田浩之」と、この頃ヒット曲を連発していた「寺尾聰」の歌マネが結構似ているということを発見した。
学校で、この歌マネを聞かせてみたら絶賛するクラスメイトがいて、この友人に毎日歌マネを聞いてもらいながら練習を続けていた。
このクラスメイトがあまりに絶賛するので、もしTVで優勝したら賞品のハワイ旅行に一緒に連れて行く約束をして、毎日この友人の弁当を半分分けてもらう契約を交わしたりした。
弁当を半分もらって、昼食代を貯金してお金を貯めようとしたのだ。
とまあ、高校1年生の秋までは、こんな調子でボクシングをやりながら、ものまね技を磨き、TVに出ることを夢見ていた。
…ホント、バカだった。

 

 

(2015年11月6日発信)


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