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「私の高校時代…。」その７
1981年11月にオープンした父親の回転寿司店は、開店から多くのお客様に利用して頂き大盛況となった。
自分もこの店を手伝っていて、店の忙しさからいつの間にか一通りすべての仕事をやらせてもらうようになっていった。
仕込もしたし、シャリも切ったし、寿司も握ったし…。
新しく覚えることはすべて新鮮で面白かった。年齢的に覚えるのも早かった時期だし…。
こうして、格好だけはすぐに寿司屋の若い板さんになっていった。店を手伝っていることがそのままアルバイトとして給料にもなったので、毎日時間があれば店に出ていた。
同時に週に何度かはボクシングの練習に行き、そんな中でタレント養成所のオーディション合格通知が来て、何に力を入れてやっていこうか…、と悩んだのだった。
悩んだ結果、自分が出した答えは、「全部やる！」ということだった。
年末にタレント養成所への入所手続きをして、年が明けた1982年の1月から週に一度日曜日にレッスンへ通うことになった。
こうして年が明けた1982年…。
この年の自分の日記を見ると、年初に立てた目標が「３つ」書いてある。
１つは、ボクシング県大会ベスト４以上！
２つ目に、ＴＶに出演する！
…となっていた。
これが1982年、当時の自分の目標だったのだ。
実際、この目標達成へ向けて日々懸命に取り組んでいたことが日記には記されている。
毎日走っていたし、ボクシングトレーニングの時間は欠かさなかったし…。
その上、毎週東京までレッスンに通っていて、この費用を稼ぐために父親が始めた回転寿司店で夜遅くまでアルバイトをしていた。
こうして、とにかく毎日様々なことで動きまわっていた。
一方、学校の勉強はまったくやらなくなっていった…。
この年「３つ」掲げられていた自分の目標。
残った、もう一つ…、３つ目の目標は…、
「身長１７０㎝以上！」だって…。
改めて、バカだったなぁ俺…って思う。
そして、この３つ目の目標だけは、33年が過ぎた今現在も、まだ達成されていない…。
（2015年11月8日発信）
